「手抜き工事の調査をやるから、共産党議員にも立ち会って」と電話があり、松本春男市議と私が、昨日23日、市道10号線(パチンコ夢宮殿前のバス通り)のボーリング調査に立ち会い、ボーリング調査箇所の特定なども関係者のみなさんと行いました。
そのことを伝える、今朝の神奈川新聞22ページの記事を見て、「アチャー」となった方も多いのではないでしょうか。その見出しには、「市道補修『手抜き』か」「綾瀬市発注 路面強度が不足」とあり、「業者指名停止検討へ」となっています。
詳細は神奈川新聞に譲りますが、一箇所目のボーリング調査では、深さ70センチを越えたところで砕石から土に変わりました(下の写真)。設計上は120センチまで砕石が敷き詰められていなければならないのです(23日は4箇所、24日は3箇所でボーリング調査を行います)。
砕石部分が薄いと路面の強度が不足し、バスや大型トラックの通行によって路面が沈下し波打つ状態になってしまいます。
この元請け業者は、私の住む小園地域の業者でした。とても残念です。
また、神奈川新聞では触れていませんが、無資格の下請け業者を使っていたようで、この業者はこの工事の件を遺書に残して自殺してしまっています。
人の命に関わった工事です。これから真相を明らかにしていかなければなりません。
▲1段目の白っぽい所が左からアスファルトと砕石部分。
右側と2段目の黒っぽいところが土(どろ)の部分。
1段の長さは100センチメートルです。
自殺というのは、工事に対する良心の呵責というよりも
竣工後の支払いに対する支払いのトラブルとかあるのではないかと考えてしまいます。
工事をやり直せば良いという問題じゃないと思いますが
(指名停止など処分のうちに入らないと思います)
私も大分以前は「市民だけど会社は都内」でした。
> 工事をやり直せば良いという問題じゃないと思いますが
> (指名停止など処分のうちに入らないと思います)
おっしゃる通りです。
実はこの工事、国と県からの補助金が約4000万円つく工事だったのですが、この手抜き工事が発覚したため、補助金を返納せざるを得なくなりました。
つまり、やり直し工事が完成すると、契約金の約4600万円がこの元請け業者に支払われます。補助金が受け取れなくなったために、全額綾瀬市の財源での支払いとなります。市にとっては、4000万円予定外の出費となります。
これは市も感情的に納得できないので、この手抜き工事をした業者に「損害賠償」を請求できないか専門家と相談しているようですが、専門家の見解は不可のようです。
そして、ご指摘のように半年や1年の指名停止などは業者にとっては、それほど痛くも痒くもないというのが実態です。
さらに、この問題の本質は、こうした手抜きがなぜできたのか、という問題です。
この辺に松本議員が切り込みますので、6月16日月曜日午前9時過ぎからの一般質問を傍聴ください。
でも都内にお勤めだと無理ですね。
来年の6月議会からは、インターネットでリアルタイム放送がされるようになるので、会社でも見ようとすれば見れるのですが・・・・。
質問の顛末は、このブログや「市議団ニュース」などでもお伝えいたします。
今後ともよろしくお願いいたします。
これからも毎日拝見させていただきます、お体に気をつけてがんばってください。
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ありがとうございます。
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それをなかなか載せられないまま日延べすることが多くて悩んでいます。
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