綾瀬市議・上田博之のあやせタウンWebニュース【ブログ版】

神奈川県綾瀬市政の動きを縦軸にしつつ、
横軸は四方八方に広がります。
綾瀬市会議員 上田博之(日本共産党)です。

◆「防災」というより「戦争準備」をすすめる『国民保護法』

2006年01月27日 | 災害ボランティア
 1月15日綾瀬市の主催で「防災・国民保護講演会」が開かれましたので参加しました。この講演会はⅠ部「震災から語る!避難所リーダーの役割と心得」と、Ⅱ部「『住民の安全保障』をみずから担う、その希望について~世界の中の自治体の新たな危機管理~」と題して講演されましたが、Ⅱ部の講演内容にはいくつもの??がつきました。
 その一端を記してみたいと思います。
①講演者は何度も「私は右でも左でもない。真ん中です」と強調していましたが、真ん中なんてあるの? あるはずないと思います。こうした言葉は、いかにも自分は「公平です」と印象づけようという詭弁(きべん)に感じました。
②講演者は「東京でテロ」を宣言したテロ組織等とイラクで実際に会い話をしてきたそうです。そこでテロ組織は「テロはビジネスだ」と言い、ビジネスで人を殺すな、とせまった講演者に「それならオレたちに仕事をよこせ」と言ったと語りました。なら、私たちがいますべきことはテロにそなえて右往左往するより、彼らのできる平和な仕事をつくっていくことではないでしょうか。
③北朝鮮の脅威については、政府が言っているようなミサイル攻撃はあり得ないと言いました。これは同感です。ミサイルを発射したとたんに北朝鮮のキム政権は崩壊するからです。かわりに天然痘のウイルス攻撃を想定されました。しかし、なぜ日本を攻撃する必要があるのでしょうか。以前、防衛庁の教育研修所の所長を勤められていた方と懇談したとき、「日本が攻撃されることがあるとすれば、それは日本に米軍基地があるからだ」、とおっしゃっていました。米軍基地をなくした方がよいのではないでしょうか。
④さらなる??は、講演者が、憲法9条には書かれていない第3項があって、そこには「日本はアメリカに守ってもらう」という文字が透けて見えると言ったこと。エ~これが真ん中から物を見ている人ですか? 私はもし3項があるなら「日本は国連憲章の精神で守っていく」みたいになっていると思うのですが。
 お話はお上手なので、多くの方は引き込まれてお聞きだったと思いますが、戦争できる国づくりをすすめる政府が戦争になったとき国民をどうするかを具体的に考え始めたのがこの「国民保護法」なわけで、その大前提に恐ろしさを感じずにはいられませんでした。

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