綾瀬市議・上田博之のあやせタウンWebニュース【ブログ版】

神奈川県綾瀬市政の動きを縦軸にしつつ、
横軸は四方八方に広がります。
綾瀬市会議員 上田博之(日本共産党)です。

◆外国籍市民との共生関係をより大切にする綾瀬市にするよう市に求めました

2018年05月12日 | 綾瀬市議会あれこれ

 住民基本台帳によれば、3月1日現在、綾瀬市に住む外国籍市民は3391人になります。ちなみに綾瀬市の全人口は8万5082人です。

 古塩市長は、3月議会で公表した「施政方針」において、外国籍市民の生活における「言葉の壁」を解消するために、「広報あやせ」や「市民生活ガイド」などを多言語で配信するデジタルブックシステムの導入、市ホームページの翻訳機能を4言語から7言語への拡充、日本語ボランティア教室への教材の提供、などの支援強化を表明しました。
 また、外国籍従業員に「日本ならではのものづくりマインド」を学んでもらうための研修会を母国語で実施、外国からの介護福祉士候補者の受け入れ支援も表明。さらに、新たに海外都市とのパートナーシップ構築に向けた調査研究にも取り組むとのことです。(対象国はベトナム。今年度、3回の調査団派遣を予定)

■ 外国籍の方がもっと暮らしやすい綾瀬市に
 言葉の壁などによってゴミ出しのルールが守られなかったり、生活習慣の違いによってトラブルが起きないように、情報をわかりやすく届けることはとても大切です。今回の綾瀬市の施策は、一歩前進ですが、よりきめの細かいサポートを求めていきます。

■ きびしい労働を外国籍の方にやってもらおうとしてはいないか
 介護福祉士の受け入れなどで気になるのは、きびしい労働環境の仕事を、あえて外国籍の方にやってもらおうとしてはいないかということです。
 介護職の人材不足は、あまりの低賃金などが原因です。仕事に見合った賃金に改善させることが最優先ではないでしょうか。

■ 日本に住む3人に1人の外国人が差別的なあつかいを受けたと回答
 昨年、法務省は実態調査の結果を公表しました。就職差別、侮辱的発言(見知らぬ人から53%、職場で38%、他)などです。
 市には、こうした差別が起きないような施策の重要性を訴えました。

■ 気をつけていないと忍び込んでくる差別意識
 差別というのは厄介なもので、多くの場合、無意識のうちに起きているのではないでしょうか。
 戦前のアジア諸国への侵略戦争のなかで作られた差別意識などもあり、気をつけていないと、ふっと心の中に忍びこんできかねません。私は、自分を常に省みるようにしています。  
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