12月15日は、12月定例議会の最終日でした。
この日は、市が提案してきた議案の一つひとつに対し議員が賛否の態度を表明します。それと同時に、常任委員会で採択された陳情や請願に基づく意見書や、議員提案の意見書や決議などの評決が行われます。
その中で、表題の「パレスチナ自治区ガザ地区における平和の実現を求める決議」が全議員の賛成で決議されました。
この決議は、共産党市議団がたたき台の決議案を作成し、古市議長に全会派の取りまとめをお願いしたところから始まりました。
議長は、しっかりと全会派をまとめてくださり、最大会派によって修正された案文での合意となりました。(議長、ありがとうございました。)
この修正された決議案は、議会運営協議会、議会運営委員会を経て15日の本会議への上程が決められたのですが、この協議会で議長がわざわざ「この決議案は上田議員からの提案があって進められてきたもの」と言ってくださいました(議会への提案説明者は、議会運営委員会の委員長となるため、私への配慮をしてくださったものです)。
なお、採択された決議文は、議長が「だいぶ薄くなっちゃったけど・・・」と恐縮されていましたが、下記のようになりました。
パレスチナ自治区ガザ地区における平和の実現を求める決議
イスラム組織ハマスによるイスラエルへの無差別攻撃を契機に戦闘が始まり2か月余が経過した。
双方の応酬は、パレスチナ自治区ガザ地区において、人命を深刻な危機的状況にさらすとともに、市街地に甚大な被害をもたらしており、ガザ地区ではすでに1万人を超える民間人が犠牲となり、うち4割を超える子供たちの命が失われているとも報じられている。
国連安全保障理事会では、ガザ地区における緊急かつ長期的な人道的一時休戦と人道回廊の十分な日数での確保、人質全員の即時かつ無条件解放と安全の確保を決議した。
綾瀬市議会は、これ以上、人道危機が悪化しないよう、国際法に基づき、事態の早期鎮静化と人道状況の回復を図ることを強く求める。
以上、決議する。