視察が終わり、帰路の東名です。先ほど掛川をすぎました。
これが書き終わってブログにアップするときはもう市役所に着いているかもしれません。なにせ携帯で親指一本で書いているのですから。
さて、視察ではP-3CとXP-1のエンジン音の比較をアイドリング時、走行時、離陸時、着陸時などで行いました。市の担当者が持参した簡易騒音測定器では、それぞれ若干XP-1のほうが低い値を示したようです。これは当初から予想された結果です。
問題はここからです。これをもって厚木基地でXP-1の性能評価試験を行ってもよい、という結論にもっていくのは、よく考えなければなりません。
まず綾瀬市民の多くはあの位置に軍事基地がないほうがよいと考えていて、綾瀬市も基地の返還を求めているということです。そもそもこんな人口密集地に軍事基地、ましてや飛行場があることはナンセンスです。
「46文書」でも「人口過密化傾向の著しい貴町の事情を十分に理解し、今度、滑走路の新設、延長等飛行場の拡張は行なわず、又、客観情勢に対応し、極力、整備縮小に努力します。」とされています。また「ジェットエンジンを主たる動力とする飛行機(ターボプロップ機を除く。)は、緊急やむを得ない場合を除き、使用しません」と約束しています。
こうした約束は、いまこそ守らせる必要があるのではないでしょうか。基地の強化や恒久化につながるあらゆる動きには警戒が必要です。
携帯のバッテリーがなくなってきました。今日はここまでにして、後日まとめます。
まもなく足柄です。いつの間にか雨が降っています。箱根周辺だけでしょうか?
*新型ジェット機の名称は、これまでマスコミも「PX」と呼称していましたが、正式には「XP-1」ですので、呼称の統一を行いました。なお、防衛省に納入されると「P1」となるそうです。
むしろP-3Cの引退を早め、XP-1を早期導入すべきです。
XP-1の性能試験飛行を約4年間で500回行うのですが、この4年間は少なくとも現在の騒音に500回がプラスされることになります。
そもそも人口密集地に飛行場があること自体が問題なわけで、綾瀬市も、基地の整理・縮小、返還を求め続けています。
市民生活への負担が現在より確実に大きくなるのですから、性能試験飛行は厚木基地で行うことはまずいと、私は思っています。
46文書について疑問があるのですが、
本エントリ中に「(ターボプロップ機を除く。)」という文言がありますが、
これは46文書中にもはっきりと明記されているのでしょうか?
下総基地より移動の時期ですとレシプロエンジンのP2V-7が主力であり、わざわざその様な文言を入れるとは思えないので疑問を感じました。
また、4年間に500回の試験飛行を書くと多く感じますが、週に割れば2.4フライト、3日に1フライト増えるだけで済むように思えますが・・・
既に試験部隊のいる厚木にて早急に試験を済ましてしまえば、P-1の戦力化も早まり、基地周辺の住民の皆さんに少しでも静かな日々の到来が結果的に早まるものと考えます。
46文書についてのお問い合わせですが、手元に原本のコピーがありますので、あらためて確認いたしましたが、たしかに「(ターボプロップ機を除く。)」という文言がありました。
4年間に500回の件ですが、実際には3年5か月で500回です。週2.8回。試験はある期間に集中して行われることもあるでしょうから、その時期の負担増はかなり大きくなると思います。また、夜間の試験もあると、防衛省は言っていました。
厚木基地周辺は、240万人もの人が住むかなりの人口密集地で、米軍機等の爆音被害は筆舌につくしがたいものがあります。その上の負担増は、ご勘弁いただきたいのです。
ご理解をお願いいたします。
配備予定だったP-2Jも想定して文書は作成されていた様ですね。
疑う様な書き込みをしてしまいまして、大変失礼を致しました。
文書につきまして作成された当時は、騒音が「ジェット機>プロペラ機」が常識で
ありましたが、現在の技術では必ずしもそれは当てはまらず、XP-1とP-3Cで比較する
限りは、上田様も認められている通り、XP-1の方が静かになっています。
文書が騒音に配慮されてだされた物であることを考えた場合、時代を反映していない
この文書に固執するのは、周辺住民の将来の環境と安全にとって、不利益にしかならない
のではないかと思えます。(XP-1はP-3Cの将来の老朽化に備え配備されるものです。)
厚木基地では、米艦載機の岩国基地へのホーム移転が決定し、厚木救難飛行隊の
UH-60Jも近い将来に館山に移動することも決まっています。
XP-1の調達予定もP-3Cの現状総数:80機に比べ70機になるとされていますから、
厚木への配備数も現在より減るのではないでしょうか。
まあ、折角減ることになる思ったのに、3年5ヶ月間:週2.8回のみでも増えるのは、
現実的にはどうあれ、感情的には・・・・・という方は、中にはおられるのでしょうね。
基地周辺住民の方々のご苦労のお陰で、日々の平穏を甘受している身ですので、
感謝しきりですが、それゆえ今後のP-1配備のゆくえは、周辺都市の将来の安全にも
関わる問題ですので、どの様な御判断をされるか、非常に注目しております。
厚木基地は投書から、人口密集地を選んで作られたのですか?
厚木基地に周辺に多くの人が住み着いた結果として人口密集地になったのではありませんか?
問題の経過も考えるべきでしょう。
厚木基地周辺は、首都圏に近く平野部でもあり人口が増えることは自然のなりゆきでしょう。
基地があるところに引っ越してきたとしても、それで基地の騒音や墜落の危険にもの申せないということはありません。
諸外国の例をみても、首都のこんなに近くに外国の軍隊の基地があるのは、植民地にされているところくらいです。
厚木基地の存在が綾瀬市の発展を大きく阻害しているのは、保守の立場の人も等しく認めるところです。
ことの問題は、経過のあとさきのことではなく、現実にそこに住んでいる市民が苦しんでいるということです。
住んでいる住民の苦難をご理解ください。