写真の木が何の木だかわかりますか?
イチョウの街路樹です。急に寒さが厳しくなってきて、近くの公園では少しずつ葉が色づきはじめ(下の写真)、道行く人がイチョウの木を見上げ、秋の深まりを味わっています。
ところが、ここの街路樹は、黄葉直前にこのようにバッサリ。近くに住む方から、「楽しみにしていたのに、なんで切ってしまったんだ」と嘆きの声が寄せられました。
これは、落ち葉が落ち始めると、毎日掃除しなければならなくなり大変なので、その前にバッサリとやったとのことで、住民の方からの要望があり、市ではこのように対応しているとのことです。
緑を守ることはなんてむずかしいんだろう、とあらためて考えさせられます。
日本人の花鳥風月を楽しむこころはどこに行ってしまったんだろうと、私は悲しくなりました。
もっとよい解決策はないのでしょうか?
いま、地域の安全パトロールなどを多くの方がボランティアで行っています。こうしたこころで、落ち葉などの掃除を、そこに住む人だけの負担にしないで、地域として対応するようにはできないのでしょうか。
みなさんは、どうお感じになられますか?
もっとよいアイディアはありませんか?
そのうち桜並木も、桜の花びらの掃除が大変だからと開花直前にバッサリとされてしまいそうな気がします。もっと、桜は毛虫が多いからと、木そのものを伐採してしまう時代がくるのかもしれません。
▲近くの公園のイチョウはもうすぐ見ごろをむかえます。
▲海老名市の街路樹も見ごろがやってきています。