少しうれしい話題です。
読売新聞が1981年から実施している面接方式の「憲法」世論調査で、「憲法改正」反対が賛成を15年ぶりに上回ったことが、同紙8日付に報道されています。
「今の憲法を改正しない方がよい」と思う人は43・1%で昨年調査より4・0ポイント増、「改正する方がよい」は42・5%で同3・7ポイント減でした。
グラフを見ていただくとわかりますが、2004年から大きく流れが変わっています。
この年は、平和憲法がこのままではなくされてしまう、という時代の流れが強くなったとき、その流れは戦争への道だ、平和憲法は世界の宝だ、と井上ひさしさんをはじめとした著名人9名の方の呼びかけで「九条の会」が結成された年です。この会が、燎原の火のごとく全国に広がりました。その民衆の草の根の力が本来平和を大切にしたいと願っている国民の世論に働きかけてきた結果が表れてきたのではないでしょうか。
少しうれしい、ではなくて、とってもうれしいです。
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読売新聞が1981年から実施している面接方式の「憲法」世論調査で、「憲法改正」反対が賛成を15年ぶりに上回ったことが、同紙8日付に報道されています。
「今の憲法を改正しない方がよい」と思う人は43・1%で昨年調査より4・0ポイント増、「改正する方がよい」は42・5%で同3・7ポイント減でした。
グラフを見ていただくとわかりますが、2004年から大きく流れが変わっています。
この年は、平和憲法がこのままではなくされてしまう、という時代の流れが強くなったとき、その流れは戦争への道だ、平和憲法は世界の宝だ、と井上ひさしさんをはじめとした著名人9名の方の呼びかけで「九条の会」が結成された年です。この会が、燎原の火のごとく全国に広がりました。その民衆の草の根の力が本来平和を大切にしたいと願っている国民の世論に働きかけてきた結果が表れてきたのではないでしょうか。
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「読売」調査の転換点は二〇〇四年です。この年の六月に「九条の会」が結成され、全国で草の根の「会」が結成されていくのとほぼ並行して九条改定反対が増加し、賛成派との差は年々拡大しています。そして、今回、憲法改定そのものへの反対も賛成を十五年ぶりに上回りました。草の根の運動の力です。
草の根の運動が広がったのは、改憲の中身がたんに自衛隊を合憲とするなどということではなくて、「海外で戦争をする国づくり」なのだということをみんなが知り始めたからです。海外派兵・武力行使恒久法についても、海外での武力行使を可能にする中身を知らせていくことが大事です。
改憲派も草の根の運動の重要さに気づきつつあります。「新憲法制定議員同盟」は「九条の会」に対抗する国民運動を提起し、それと連携して日本青年会議所が「憲法タウンミーティング」を全国で開催する計画です。
だからこそ、「九条の会」を小学校区単位で結成するなど、憲法を守り生かす草の根の取り組みをますます強めて、職場・地域・学園で世論を動かしていくことが大事になっています。