磐田市の向笠公民館で
第23回目の野菜ソムリエクラブが開催されました。
今回のテーマは、「瓜の研究をしよう」ですが、
実は、ひょんなことから決まったテーマでした。
いつも、野菜をくださる方が、こう言いました。
「ねぇ、そろそろ今月も野菜講座が来るんじゃないの?
うちの冬瓜、使っていいよ。たくさんあるから!」
冬瓜・・・。
不思議な野菜です。
「苦いから」「青臭いから」「辛いから」「渋いから」
というのが、野菜嫌いの子供が挙げる理由ですが、
冬瓜は、そのどれにも当てはまりません。
むしろ、主張が少ない野菜のように思えるのですが、
その大きさのせいなのか、それとも水っぽさのせいなのか、
「もらうと困る野菜」に挙げられます。
それなら、冬瓜を始めとする瓜(きゅうりは除く)を
テーマにしようと決めました。
今回、集めた瓜たちです。
●冬瓜、姫冬瓜
●ゴーヤ
●金糸瓜(そうめん瓜、そうめんかぼちゃ)
●加賀太きゅうり
袋井の自然農園産のもので、
他の太きゅうりと交配してしまった可能性あり。
●赤毛瓜(モーウィ)
袋井産の沖縄野菜です。
皮の色が独特ですが、意外と皮は薄く、
とても良い香りがします。
それぞれの瓜の来歴、特徴、食べ方などを
お話させていただきましたが、
やはり皆さんの興味が集中していたことは
・冬瓜料理のバリエーション
・ゴーヤの苦みを軽減する方法
でした。
そこで、こんな試食をご用意しました。
・麻婆冬瓜
・冬瓜のサラダ
・ゴーヤとたくあんの和え物
・赤毛瓜とツナの味噌煮(沖縄の定番料理)
麻婆冬瓜もサラダも、4人分で一度に
冬瓜を800g(皮、ワタ、種の付いた状態で)使います。
だから、大きな冬瓜もあっという間に
使い切ってしまいます。
特に、冬瓜を生で食べるサラダは喜ばれました。
お土産用に用意した冬瓜も
すべてお持ち帰りいただきました。
中には段ボール箱で持ち帰る方もいて・・・。
これでもう、「もらうと困る野菜」じゃなくなったかな?
ご参加くださった皆さま、
ありがとうございました。(*^_^*)