昆布と煮干しは、だしをとる際、二つの方法があります。
煮出し法と水出し法。
水出し法は、材料を一晩水に浸けておくだけ。
そうやってとっただしを、必要な分だけ鍋に移して
お料理に使います。
それなら、そのふたつをいっぺんにやることもできますね。
写真は、水1Lに、昆布10gと白口煮干し20gを入れ、
一晩おいたものです。
昆布のグルタミン酸と煮干しのイノシン酸の相乗効果で
とっても上品でコクのあるだしがとれました。
それなら、こんなこともできるのでは?
水1Lに、昆布10gとかつおの本枯れ節(厚削り)20gを加えました。
これまで、何となく、
かつお節だけは水出ししてはいけないのではないかと
思い込んでいましたが、
3時間でおいしいだしがとれました。
やはり、厚削りとは言っても、煮干しよりは厚みがないので、
短時間でだしが出るのでしょうね。
かつおの本枯れ節は、信頼できる豊橋の老舗かつお節屋さん、
丸文岩瀬商店のものを使いました。
そしてうれしいことに、一回使い切ったら、
もう一度水を加えると、二回目も使うことができました。(*^_^*)
和食の料理人さんから見たら、
顔をしかめたくなるようなだしのとり方かもしれませんが、
毎日、手軽に使えるだしとして、
こんなズボラな方法もあるんだ~と思うことで、
だしのハードルは、ずいぶん下がるような気がします。(*^_^*)