東京都稲城市が誇る特産品と言えば・・・梨
ということさえも知りませんでした。^_^;
そんな稲城市で生まれ、
しかも生産者が大変少ない、
幻の梨、「稲城」をいただきました。
まず、驚いたのはその大きさ。
なんと600gもありました。 (@_@;)
カットしてみましょう。
一人で1個はとても食べられない大きさです。
果汁がたっぷりで、甘味はすっきり!!
梨特有のあのジャリジャリ感を強く感じました。
とってもなつかしい味がします。
稲城市でいつから梨の栽培が始まったのか?
正確な記録はありませんが、
その歴史が江戸時代にまでさかのぼることは確かなようです。
言い伝えによると、最初に植えたものは「淡雪」という品種。
元禄年間に、長沼村(現・東長沼)の代官が
山城国(現・京都府東南部)に出かけた帰りに持ち帰り、
村内に植えたのが梨栽培の始まりだそうです。
皆さんは、梨をすりおろしたこと、ありますか?
それは、まさに淡雪そのもの。
今にも溶けてなくなりそうな雪のようです。
長沼村に植えられた「淡雪」も
そんなイメージだったのでしょうか?
溶けてなくなりそうな雪が、
その後、幻の梨を作り出した・・・。
そう思うと、どっしりとしたこの姿も
はかなげに見えてきます。