”農”と言える!?

元・食推おばさんのソムリエ日記

赤~いりんごにくちびる寄せて

2015-10-28 12:10:23 | 果物

ずっと逢いたいと思っていた青森県五所川原市産のりんご、

御所川原を送っていただきました。

このりんごは、五所川原商工会議所が

「赤~いりんご」のブランド名で全国展開を図っている

とのことですが、そのブランド名に偽りなし!!

  

皮だけでなく、果肉まで赤いのですから・・・。(^^♪

 

  

 

御所川原は、青森県五所川原市で昭和14年に、

前田顕三氏が育種に乗り出したもので、

20数年の歳月をかけて誕生しました。

  

重さは1個120g~150gとかなり小ぶりです。

 

  

  

さて、御所川原について調べていると、

「調理用としてお使いください。

 生食はお勧めしておりません。」

との表記を何度も見かけます。

  

そこで、赤~いりんごにくちびる寄せて

かじってみると・・・。

皮はぱりっとしていて、好みの硬さ。

でも、すっぱ~~い!!(>_<)

  

いや、食べられない酸っぱさではありません。

酸味の強いリンゴがお好みの方には、

喜ばれる味だと思います。

 

色もとてもきれいなので、

これをジャムにしたり、スイーツに加工したものは、

多くの女性に好まれることでしょう。

  

 

でも、美人薄命なのか、変色のスピードも速いのです。(T_T)

 

切ったばかりのもの。

  

 

それが、5分もしないうちに

  

白い部分が茶色に変化していきます。

  

この変色のスピードも、

生食をお勧めしない理由のひとつなのでしょうか?

  

 

でも、一般的なりんごに比べると

ポリフェノール成分が高く、

アントシアニンは4倍、カルシウムは3倍、

ペクチンも豊富に含まれています。 

まさに、1日1個のりんごで医者いらず。

 

前田顕三氏が、育種に乗り出した昭和14年は、

鰯や鯨を使った料理が、廉価で栄養価に富んだ国策料理として推奨され、

アルマイトの大根おろし器が登場した時代です。

前田氏は、そんな時代の中で現代の「飽食の中の栄養失調」を

予感していたのでしょうか?

 

コメント
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