ずっと逢いたいと思っていた青森県五所川原市産のりんご、
御所川原を送っていただきました。
このりんごは、五所川原商工会議所が
「赤~いりんご」のブランド名で全国展開を図っている
とのことですが、そのブランド名に偽りなし!!
皮だけでなく、果肉まで赤いのですから・・・。(^^♪
御所川原は、青森県五所川原市で昭和14年に、
前田顕三氏が育種に乗り出したもので、
20数年の歳月をかけて誕生しました。
重さは1個120g~150gとかなり小ぶりです。
さて、御所川原について調べていると、
「調理用としてお使いください。
生食はお勧めしておりません。」
との表記を何度も見かけます。
そこで、赤~いりんごにくちびる寄せて
かじってみると・・・。
皮はぱりっとしていて、好みの硬さ。
でも、すっぱ~~い!!(>_<)
いや、食べられない酸っぱさではありません。
酸味の強いリンゴがお好みの方には、
喜ばれる味だと思います。
色もとてもきれいなので、
これをジャムにしたり、スイーツに加工したものは、
多くの女性に好まれることでしょう。
でも、美人薄命なのか、変色のスピードも速いのです。(T_T)
切ったばかりのもの。
それが、5分もしないうちに
白い部分が茶色に変化していきます。
この変色のスピードも、
生食をお勧めしない理由のひとつなのでしょうか?
でも、一般的なりんごに比べると
ポリフェノール成分が高く、
アントシアニンは4倍、カルシウムは3倍、
ペクチンも豊富に含まれています。
まさに、1日1個のりんごで医者いらず。
前田顕三氏が、育種に乗り出した昭和14年は、
鰯や鯨を使った料理が、廉価で栄養価に富んだ国策料理として推奨され、
アルマイトの大根おろし器が登場した時代です。
前田氏は、そんな時代の中で現代の「飽食の中の栄養失調」を
予感していたのでしょうか?