”農”と言える!?

元・食推おばさんのソムリエ日記

なぜ紫色に?

2018-06-17 13:11:24 | 野菜

昨日のブログに出てきた我が家の向かいの畑。

毎日眺めていると、むくむくと疑問が沸いてくるのです。

 

ここでは、先月くらいまでネギやニンニクが作られていました。

今、それが「ねぎぼうず」となって、畑に残っています。

そう、こういう白いねぎぼうずがあるのは普通の光景。

  

そんな中に、こんな紫色のねぎぼうずがあるのですよ。

  

  

こういう背の高いものだけでなく、地面から数10cmのところにも紫色のねぎぼうずが・・・。

  

  

近くで見ると、紫色であることがよくわかります。

  

  

この紫色のねぎぼうずが付くところだけ、

違う品種のネギを植えたのなら、こうなるのもわかるのですが、

畑の持ち主が植えたのは、すべて同じ品種。

それなのに、白いねぎぼうずと紫色のねぎぼうずができるなんて! (@_@。

   

これは、どういうこと?

  

もう、昨日からずっと調べていました。

で、ひとつの結論に至りました。

 

「紫色のねぎぼうず」で思い出すのは、お花屋さんに売っている

観賞用の「アリウム・ギガンチウム」という花です。

【画像お借りしました】

  

 

このアリウム属には約700種の野生種があり、ニンニクやネギも同じ仲間です。

ということは、食用のニンニクやネギも、もとは野生種。

紫色のねぎぼうずを付けたということは、

何らかの影響で先祖返りをしたということではないでしょうか?

  

ネギ農家の方に、この説が正しいかどうかお尋ねしてみると

「私もそう思います。」とのお返事をいただきました。

 

何か疑問にぶつかると、ずっとそのことばかり考えてしまうのですが、

畑でねぎぼうずを見つめているうちに、こんなすてきな写真も撮れたので、

良いこともあるものですね。

  

 

 

コメント
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