三川コミュニティーセンターで「生活習慣病と介護予防講座」が
始まりました。
講師は、疾病予防運動施設ウェルビーイング・ポチの石井緑先生。
先生は、静岡理工科大学で栄養学の授業もなさっています。
先生がウェルビーイング・ポチを設立された経緯。
大変興味深く拝聴しました。
先生は、もともと総合病院で臨床検査士のお仕事をされていました。
そして、お姉さんは外科医。
常に患者さんを身近で見ていました。
その時、湧き上がった疑問が・・・。
外科の患者さんは、「手術」という手段で快方に向かうのに、
内科の患者さんはいつまでたってもその症状が改善せず、
ずっと薬を飲み続けなければならない。
これは、食事、運動など生活習慣の改善ができていないからだ・・・。
それなら、生活習慣病やメタボの予防・治療のための施設を作ろう!!
こうしてできたのが、ウェルビーイング・ポチ。
先生のお話が、私が常々考えていることと一致しました。
昔の病気は、感染症など「外」からやってくるものでした。
でも、今の病気は自分の「内」からやってきます。
というか、自分の「内(生活習慣)」が作り出しています。
数十年前は
「親族にがん患者は一人もいないから、自分もがんにならない。」
などと平気で言っている人がいました。
でも、今は2人に1人ががんになる時代です。
がんを含めた生活習慣病の原因で、遺伝が占めるのは3割。
あとの7割は生活環境が原因となります。
がんにならなかったお母さんの作るお料理を
一生食べ続けられるのならともかく(そんなことは不可能ですね)、
そうでないのなら、自分の「内」を見直して、
自分の健康は自分で守らなければと思うのです。
全部で5回のこの講座。
しっかり学ばせていただきます。