静岡市の由比、蒲原あたりの特産、いわし削りぶし。
こちらは、「いわしふりかけ 潮の華」という商品名で販売されています。
原材料表示を見ると、このようになっています。
これは、いわしの煮干しを削ったものらしい。
でも、私はどうも、あの煮干しを削るところがイメージできないのですよ。
あんな小さいものをどうやって削るんだろう。
削られる前の煮干しって、どんな大きさ?どんな状態?
調べても、いくら考えてもイメージできないので、
これはもう行くしかない!!
製造メーカーであるカクサさんに行ってきましたよ。
そして、工場見学をさせていただきました。
削りぶし工場が動いている時間なら、
ガラス越しに自由に見学できます。
あっ、ありました!!
あれが、削られる直前の煮干し!!
アップで撮っているから大きく見えますが、
普通のカタクチイワシの煮干しのサイズです。
頭とはらわたは取られています。
この煮干しが中央の銀色の箱の中に落ちると、
削りぶしとなって現れます。
あの銀色の箱の中はどうなっているんだろう?
と思って眺めていたら、機械のメンテナンスが始まりました。
中には、こんな丸いかんなのようなものが入っていました。
この刃で削られるのですね。
でも、私が知りたいのはあの煮干しの正体です。
頭とはらわたがすでに取られたあの煮干しは何?
職人さんは、ガラスの中なので、売店にいる女性にお尋ねしました。
あの煮干しの正体は、左の商品(無頭煮干し)です。
この無頭煮干しを削ると、潮の華になるというわけです。
袋のままではわかりにくいので、中身をご覧ください。
左のものを削ると、右が出来上がるということです。
この無頭煮干しは、カタクチイワシの煮干しです。
九州産の煮干しの中でも、油分の少ない煮干しを厳選し、
酸化防止剤などの添加物は使わずに仕上げ、
さらに新製法により、頭だけでなくはらわたまで取り除き、
身の表面を薄く削ったもの・・・だそうです。
やっと疑問が解決しました。
苦みとか臭みのある部分を取り除いてあるから、
あんな美しい「華」が完成するのですね。
削る前の煮干しに逢えて、本当によかった!!
夏休みの自由研究を終わらせた小学生の気分です。 ヽ(^o^)丿