ここ数日、講座やイベントが続き、
色々な世代の方とお目にかかる機会に恵まれました。
世代間の差に驚くことが続いたので、ちょっと書かせていただきます。
まず、若い世代の方に驚いたこと・・・。
野菜くずでだしをとることに興味を持ってくださった方がいたので、
ホワイトボードに急いで、ベジブロスの取り方を書きました。
すると・・・。
それを板書する方は、一人もいらっしゃいませんでした。
皆さん、一斉にスマホで写真を撮り始めました。
メモを取るなんてことなさらないのですね。
写真、間違って消してしまったら、どうするんでしょう?
などと、心配になりました。
次に、70代のおばあちゃんで驚いたこと。
食育イベントで干し野菜のご紹介をさせていただいたのですが、
干し野菜の作り方は、切って、並べて、干すだけなので、
その手順は、紙に印刷したものを拡大してホワイトボードに貼らせていただきました。
お配りしたのは、試食と試食のレシピです。
そうしたら、そのおばあちゃんは、
何が何でも干し野菜の作り方を書いた紙が欲しいと言い出しました。
近くにいた若い女性は、そのおばあちゃんに言いました。
「これを携帯で撮ればいいじゃないですか?」
でも、そのおばあちゃんは携帯に記録を残す習慣などなかったのでしょう。
あるいは、携帯をお持ちではなかったのかもしれません。
結局、事務所に頼んで印刷をお願いし、おばあちゃんにお渡ししました。
すると、そのおばあちゃんは、その紙の裏に
私が干した野菜の種類をメモし始めました。
「みょうが、しょうが、まいたけ、きゅうり・・・」というように。
干し野菜も、たまたま私が干した31種類をご覧いただいただけであり、
これらのものを干さなきゃいけないわけではないのです。
記録を書いて残すか、撮って残すか?
見て覚えるか、一文字一文字読んで覚えるか?
世代間の大きな違いに愕然としたのであります。
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