先日、白ネギのアポなし取材をさせていただいた農家さんが
「これを読んで勉強しなさい。」
と本(コミック)を貸してくださいました。
北海道出身、荒川弘さんの農家エッセイ・コミック、
「百姓貴族」です。
農家の現状が、おもしろおかしく描かれています。
特におもしろかった部分は、
牛乳の生産調整に関するお話。
「牛乳を捨てろ!!」と言われた2年後、
今度は「バター用の牛乳が足りないからもっと搾れ!」
と言われます。
そこで、腹が立った北海道は、
日本から独立し、北海道国となる計画を・・・。
北海道は、日本の食糧基地。
米・イモ・野菜・魚介類という昔ながらの
ヘルシー食に切り替えれば、
北海道民は自国だけで十分に食べていけます。
そうなると、北海道抜きの日本の食料自給率は
20%くらいに・・・。
「我々を飢え死にさせる気か!?」
と怒る人に向かって言ったセリフが、
死にたくなければ、
銀座でベコ飼え!!
ヒルズを耕せ!!
スカッとする一言!!
私は生産されたものを最後に買って食べるだけの
一消費者にすぎませんが、
この言葉を忘れてはならないと実感しました。
涙が出るほど大笑いをして読み終えましたが、
「ここに描かれていることは90%が真実だよ。」
という生産者さんの言葉を重く受け止めています。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます