一気に読んだ・・・
と言いたいのだけれど、そうもいかなかった。
もう、可笑し過ぎて、いちいち「そうそう!!」と頷き、
大笑いをする。
そのたびに、本を閉じるからなかなか読み進めることができなかった。
それは、こちら。
本多理恵子さんの「料理が苦痛だ」。
新聞の書評を読んで、今の自分の心情に近いものを感じ、
すぐさま本屋さんへ。(ネットで買おうとしないのが、「昭和」ですね。)
私は、料理は好きだと思う。
家事の中では一番好きだ。
よほど体調の悪い時を除いては、毎日ご飯を作っている。
でも、正直、SNSには疲れている。
Facebookを始めたきっかけは、
「盛り付けがヘタ!」とか「料理の写真がまずそう!」と言われたから・・・。
毎日、自分の家の夕ご飯を投稿して、
多くの人の目にさらされれば、盛り付けにも気を使うようになるだろし、
写真の撮り方も工夫するようになるのでは・・・と考えた。
いわば、Facebookは修行の場だった。
しかし、SNSにはおしゃれな家庭料理だけでなく、
豪華なフレンチやイタリアンのフルコースがこれでもかと登場する。
いまだに「修行」を続けている私は、
そんなウソかホントかわからない自慢料理の数々と
きらびやかな世界を見るのに、ほとほと疲れてしまった・・・。
だから、SNSは夢の世界!!
現実は、「突撃!隣の晩ごはん」状態。
買ってきたお刺身に昨日の煮物の残りがテーブルにのっている。
それが日常。
というくだりに大変救われた。
「ちゃんとした料理」を「毎日作り続ける」ことに
疲れてしまった人は、読んでみることをお勧めします。
ただし、笑いをこらえるのが大変なので、
電車の中、病院の待合室では読まない方がいいかも・・・。
顔が涙でぐちゃぐちゃになります。(*'▽')
そんなに面白いんですか?
興味を引くタイトルですね。
本当に料理が苦痛な私が読んでも笑えますか?
本屋でさがしてみます(^_-)-☆
「どのお家も同じ。」
「主婦が考えることは、みんな同じ。」
そう思えて、大笑いすると同時に、ホッとします。
毎日、オロナインの瓶やティッシュの箱、町内の配付物が写らないように
テキトーに片付けながら、
料理の写真を撮っている私には、救いの一冊です。(^^)v