”農”と言える!?

元・食推おばさんのソムリエ日記

セロリと加藤清正

2017-03-06 11:52:07 | 野菜

一昨日に続き、セロリの話題です。

 

日本にセロリを伝えたのは加藤清正。

朝鮮出兵の際に持ち帰ったと言われています。

その時に持ち帰ったものは、今のようなセロリではなく、

中国セロリ(キンサイ)に近いものだったようです。

 

  【キンサイの画像 お借りしました】

  

私は歴女ではありませんが、加藤清正には親しみを感じております。

それは、朝鮮出兵の際に部下の士気を高めるために、

香蘇散という漢方薬を使ったから・・・です。

 

香蘇散についてはこちらに記事を書いてありますが、

私が一番効き目を実感できる漢方薬なのです。

  

  【鮭のマリネにもセロリを使ってあります】

   

部下たちの不安を軽減するために、香蘇散を用いて朝鮮出兵に臨み、

そしてその朝鮮から、

気持ちを落ち着かせる香り成分を含んだセロリを持ち帰るなんて、

戦国武将は、常に気持ちを落ち着かせることを考えていたのでしょうか?

 

コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

サラダ春菊、その後

2017-03-05 12:04:13 | 野菜

3月2日のブログに、サラダ春菊のことを書きました。

これをどんなふうに使ったのか、ご紹介させていただきますね。

  

●生のまま、付け合わせに。

 

海老芋バーグの付け合わせに使いました。

やわらかいロメインレタスみたいな感じです。

  

  

●チャーハンの最後に加える

 

夫のお弁当のチャーハン。

火を止める直前に、刻んだサラダ春菊を加え、余熱で温める程度です。

色もほのかな香りもステキですよ。

  

 

●ポテトサラダに

 

ポテトサラダのきゅうりの代わりに入れました。

いつもポテトよりも、他の野菜の方が多くなります・・・(^^;

  

 

生のままいただいても、香りはとってもマイルドなので、

春菊が苦手な方も挑戦できると思いますよ。 (^o^)丿

見つけたら、ぜひ!!

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

セロリについて考えた

2017-03-04 11:20:13 | 野菜

昨日、セロリシードについて勉強する機会があり、

セロリの原産地、つまり野生種のセロリの分布していた地域が

南ヨーロッパ、スウェーデンと教えていただきました。

 

南ヨーロッパと北欧のスウェーデンではずいぶん気候も違うと思うのですが、

どうして???と疑問がムクムクと湧いてきました。

  

帰宅してからさらに調べてみると、

野生種ははずいぶん広範囲に分布していることがわかりました。

ヨーロッパ中部から南部、アフリカ、南アメリカ、西アジア、西インド諸島。

そして、スウェーデンという説も・・・。

  

ますます、気候も地域も異なるところがぞろぞろ・・・。

  

さて、ここでセロリの野生種がどんな姿をしているのか見てみましょう。

今、現存しているセロリの中では、スープセロリが一番近いと言われています。

こちらです。

 

  【画像お借りしました】

   

ミツバを思わせるような姿をしています。

  

そう、このはかなげなセロリは、先ほど挙げた地域の中でも

冷涼な高原の湿地に生息していたのです。

地域だけ見ると、気温の差がずいぶんありそうに思えますが、

どの地域でも、冷涼な湿地を探して生き延びてきたのでしょうね。

 

静岡のセロリは、(いえ、静岡ではセルリーと表記しますが、)

今、旬を迎えています。

世界の様々な地域で、力強く生き延びてきた野生種が品種改良され、

今、静岡から全国に出荷されていることをうれしく思います。

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

月見の里学遊館 年間プログラムできました

2017-03-03 10:08:24 | ブログ

袋井市 月見の里学遊館の「年間プログラム2017」ができました。

 

   

私も12月に、とれたて食楽部さんとのコラボ事業「地産地消シリーズ」で、

ベジブロスのワークショップをやらせていただきます。

 

  

まだまだ先ですが、多くの方のご参加お待ちしておりますね。

  

月見の里学遊館では、「かんじる」、「うごく」、「たべる」、「つくる」、「まなぶ」をテーマに

魅力的なイベントやワークショップが次々に開催されています。

プログラムを眺めているだけでも、わくわくしてきますよ。

 

このプログラムは、月見の里学遊館に置かれております。

お買い物の帰りにぜひ、お立ち寄りくださいね。

  

■月見の里学遊館

 静岡県袋井市上山梨4-3-7

 TEL:0538-49-3400

 木曜休館

 

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

サラダ〇〇

2017-03-02 14:52:15 | 野菜

先日、サラダ小松菜を見つけたという記事を書かせていただきましたが、

今日、直売所で「サラダ春菊」を見つけました。

 

 

  

袋から出してみましょう。

 

  

葉が大きく切れ込みが浅い大葉種ですね。

大葉種は、主に西日本で栽培されています。

香りはやや少なく、味にくせがないので、

サラダなどの生食にも利用されてきました。

  

静岡では、春菊と言うとすきやきに使われるアレですよね。

香りが強く、葉っぱがギザギザしたものを思い浮かべます。

 

私は、香りが強い野菜が大好きなので、

すき焼きに入れる「ギザギザ春菊」も

太い茎から葉だけを外し、サラダで食べていました。

時々、「葉がもさもさするなぁ・・・。」と感じることもありましたが、

香りを楽しむことが優先でした。(*^-^*)

 

この「サラダ春菊」は、葉も柔らかく、香りもマイルドなので、

これまで春菊が苦手と言っていた人でも、

加熱調理から始めれば、克服できそうな気がします。

  

それにしても、今まで加熱調理でしか食べてこなかった野菜を

サラダ〇〇として生食用に品種改良することが増えてきたように思います。

 

農林水産省がまとめたニッポンの野菜事情によりますと、

野菜の消費量は減っているのに、

サラダの購入金額は増えています。

その背景には、単身者、高齢者世帯、共働き世帯の増加があります。

健康のために野菜は食べなきゃ・・・とは思うけど、

丸ごと1個買っても使い切れない、

調理に時間をかけられない・・・。

 

手っ取り早く調理できるサラダ〇〇という品種は

これからも増えていくのでしょうか?

 

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする