”農”と言える!?

元・食推おばさんのソムリエ日記

JA遠州夢咲でだし講座

2017-03-11 20:10:20 | だし

1月のクッキングフェスタに引き続き、

JA遠州夢咲大城地区で、今日はだし講座をやらせていただきました。

会場は、新築の大坂支店です。

  

定員をはるかに超える32名の方がご出席くださいましたので、

準備するだしの量もこの通り!!

 

  

新しい会場に、たくさんの受講生さん。

テンションも上がりますね。

 

  

 

この中で、毎日だしをとっていらっしゃる方は3名。

それ以外の方は、顆粒だしやだしパックをお使いでした。

やはり、だしは大切なものだということはわかっているけど、

基本的なことを知る前に、便利な顆粒だしが登場して、

きちんと学ぶチャンスがなかったことがお悩みのようでした。

 

そこで、今回は次のことを軸にお話しさせていただきました。

●主婦に人気のベジブロス

●昔からある基本的な乾物だしと顆粒だしのテイスティング

●ブレンドで相乗効果を体験する

●基本的なだしのとり方

   

ベジブロスは、普段捨ててしまうような野菜の皮や種、芯、根っこなどを

使ってとるだしなので、すぐにでも始められるところが主婦に人気です。

 

 

  

初めてベジブロスを飲む皆さん。

 

「おいし~い!!」

「コンソメスープよりもやさしい味。」

「朝に飲みたくなるね。」

と、笑顔がこぼれます。

  

 

さあ、次はいよいよテイスティングです。

 

だしの種類は正解する人が多かったのですが、

香りや色、風味について表現することが難しかったようです。

  

 

次にだしをブレンドして、うまみの相乗効果を体験していただきました。

 

静岡はかつおだしが主流なので、

煮干しだしは苦手という方が多く、今回もそうだったのですが・・・。

煮干しだしと昆布だしのブレンドを飲んでみて、

「こんなにおいしくなるの?」

「煮干しのイメージが変わった!」

という感想が多く聞かれてうれしかったです。

  

基本のかつお昆布だしのとり方も実演しましたが、こんな水だしも紹介。

 

  

ご自分のペースにあった、ご負担にならない方法で

気軽に「だし活」を続けていただけたら、うれしく思います。

 

ご参加くださった皆さま、

サポートしてくださったJA女性部役員の皆さま、

この講座を企画してくださったJA遠州夢咲 大坂支店ご担当者さま、

ありがとうございました。 (*^-^*)

 

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かき餅の地域性 甘いかき餅はどこに?

2017-03-10 11:31:42 | お菓子

お雛祭りの菱餅をカットしたものをいただいたので、

それを揚げてお塩をふり、かき餅を作った・・・

ということを写真とともにfacebookに投稿しました。

 

 

その時、広島のお友達からこんなコメントが・・・。

「この形は、あられって言ってました。

 かき餅は、お砂糖の入ったのし餅を作って、

 薄く切って干してから作ります。」

  

思えば、私は「あられ」と「かき餅」は同義語として使っていました。

この区別もはっきりさせないといけませんね。(@_@。

 

また、お砂糖の入った甘いかき餅も、

この年まで見たことも食べたこともありません。(^^;

facebookを通じて全国の方とお友達になると、

これまで知らなかった食文化に出逢えるのでワクワクしますね。(*^-^*)

かき餅にも地域性があるのかしら?

  

さあ、調べましょう!!

  

●かき餅とあられの違いは?

 両方とも「もち米」が原料。餅を小さく切り(欠き)、乾燥させたものを

 表面がきつね色になるまで炙ったり揚げたりした米菓です。

 その中で形が大きいものを「かき餅」とか「おかき」と呼び、

 小さめのものを「あられ」と呼ぶことが多いのですが、

 明確な基準はないようです。

  

 

●甘いかき餅を探してみたけど・・・

 スーパーのお菓子コーナーで、かき餅をチェックしてみましたが、

 こちらで売られているものは塩味が大半。

 醤油味のものもありましたが、ごく少数でした。

 

 そして、製造されている地域は、新潟、栃木、千葉と東日本に集中していました。

 ということは、甘いかき餅は西日本で食べられているのかしら?

 でも、なぜ???

  

 

●ここで、視点をお煎餅に移してみました

 私にとってお煎餅というと、お醤油を表面に塗った丸くて堅い草加煎餅なのですが、

 お煎餅の定義は

 「米や小麦粉、でんぷんなど、色々なものを原料に使って堅く焼いたもの」

 だそうです。

  

 そうです!!お煎餅にも色々あるんですよね。(*^-^*)

 例えば

  関西・・・小麦粉に砂糖や卵を入れて焼いた甘味煎餅

  愛知・・・でんぷんと海老を原料とした海老煎餅

  東北・・・小麦粉と塩を原料にした南部煎餅

  関東・・・草加煎餅に代表されるように原料はうるち米。

       関東のおいしい濃口を表面に塗ってあるものが多い。

 

 関西では、甘い味のお煎餅が好まれる・・・

 このあたりに何か答えが隠されているような気がします。

  

 

●甘い味のお煎餅とそれが食べられている地域をまとめてみました

 ・樽せんべい(広島県)

 ・八百津せんべい(岐阜県八百津町)

 ・和歌煎餅(和歌山市)

 ・瓦せんべい(香川県高松市)

 ・炭酸せんべい(兵庫県有馬温泉)

 ・生せんべい(愛知県半田市)

 ・二○加煎餅(福岡県福岡市)

 ・九十九せんべい(長崎県佐世保市)

 ・オランダせんべい(北海道根室市)

 ・味噌煎餅(岐阜県飛騨市)

 ・八丁味噌煎餅(愛知県岡崎市)

 ・醤油煎餅(島根県出雲市) ベースが甘いお煎餅

 

やはり、甘いお煎餅が食べられる地域は西日本に多く見られます。

かき餅が甘いのも、ここから来ているのでは・・・

というのが私の推測ですが、どうでしょうか? (^-^)

 

コメント (7)
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トマトとブロッコリーの発泡酒

2017-03-09 13:27:39 | お酒

今朝、車に乗ってすぐにラジオをつけたら、

パーソナリティーの男性がトマトをおいしそうに食べている様子・・・。

 

そして、そのトマトの生産者さんもスタジオにいらして、

さらに、その生産者さんが農園で栽培したトマトやブロッコリーを使った

発泡酒「ノーティス・ビール」を開発したというお話を始めました。

  

しかも、その発泡酒は3月1日に発売になっているとか・・・。

 

すぐに、その場でスマホを検索すると、

2月28日の静岡新聞、中日新聞に記事が掲載されていることが判明。

もう、どうしてこんな大切な記事を見逃していたんだろう。

 

帰宅して、すぐに新聞を探しましたよ。

ありました~!! ヽ(^。^)ノ

 

   

ノーティス・ビールを開発したのは、

浜松市北区で農園「農+(ノーティス)」を運営する今津亮さん。

ブロッコリーに注目した理由を

「1990年にアメリカ国立がん研究所が、がん予防効果がある食品として

 ブロッコリーを上位にランク付けしていたから。」

と、説明されていたことに好印象を持ちました。

  

現在は、浜松市中区鹿谷町の酒販店「エスポアごとう」でのみ販売されています。

 

これも、野菜の楽しみ方ですね。

はやく目を治して、ノーティス・ビールで乾杯したいなぁ・・・。

  

※静岡新聞の記事はこちらをご覧ください。


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よこすかしろ、その後

2017-03-08 13:52:22 | 調味料

先日、よこすかしろという掛川産のお砂糖について書きましたが、

その時、パッケージの写真は載せたものの、

肝心のお砂糖の写真を載せていないことに気づきました。

 

すみません。(^^;

これが、よこすかしろです。

  

では、これをどんなふうに使ったかというと・・・

  

●スコーン

オーブンから出す時、よこすかしろが溶けて芳ばしい香りがしました。

 

 

クロテッドクリームを付けていただきます。

 

  

  

●パウンドケーキ

 

かぼちゃのケーキには、コクのあるお砂糖の方が合いますね。

  

 

お菓子だけではなく、甘めの煮ものにも使いました。

 

●芋煮

 

本場東北の芋煮はいただいたことはありませんが、

磐田の海老芋で作ってみました。

  

 

●すきやき

 

  

 

コクはあるのに、すっきりしているので

しつこい甘さではありませんよ。

これからも、地元の貴重なお砂糖を、

色々なお料理にどんどん使っていきたいと思います。(*^-^*)

 

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サフランの球根を掘りあげました

2017-03-07 12:27:47 | スパイス

スパイスの勉強を一緒にしているお仲間から、

サフランの球根をいただき、育てていました。

 

花が咲いた時の様子は、こちら

お料理に使った時の様子は、こちらをご覧ください。

  

ハーブ研究家のお友達に、球根を差し上げる約束をしていたので、

昨年秋ごろからは、室内で大切に育てていました。

 

2月頃から葉が枯れ始め、失敗したのかと心配になりましたが、

これは自然の流れのようです。

「春になって、葉が全体の2/3以上枯れた頃に球根を掘り上げます。」

と書かれたものを見つけました。

  

今日は、冬に逆戻りしたかのように風が強いのですが、

ここまで枯れたのですから、

 

掘ってみましょうね。(*^-^*)

  

 

簡単に葉と球根(親)が離れました。

 

親球は、すっかり萎びています。

  

 

洗ってみると、確かに子球が付いています。

 

  

  

この子球は、親球から外し、ネットなどの通気性のよい袋に入れて

植え付け時期(8月下旬~9月上旬)まで貯蔵しておくそうなのですが、

こんなに小さいのですよ・・・。(@_@。

 

 

エシャロットの先っぽくらいしかありません。(?_?)

私がいただいた球根は、ペコロスくらいのサイズだったのに・・・。

これでも花は咲くのかな・・・。

 

コメント (2)
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