宮地神仙道

「邪しき道に惑うなく わが墾道を直登双手
または 水位先生の御膝にかけて祈り奉れ。つとめよや。」(清水宗徳)

「知らない日本語」

2007年02月17日 | Weblog
先日、新刊本案内が送られてきたので一通り目を
通して、印象に残ったのが昨年末に出版された
というこのタイトルの本でした。
「こんな日本に誰がした」

同タイトルの本は99年11月にも出版されていますが、
そちらの副題は「戦後民主主義の代表者 大江
健三郎への告発状」
となっており、そちらは
大江氏個人に対する内容が中心となっているよう
です。

この「戦後民主主義」の定義自体は実際はそれほど
明確なものではありませんが、日本を絶対悪とみなす
姿勢も、この「戦後民主主義」の一つに含まれている
ようで、更に世界的照準から見た民主主義の概念とも、
「戦後民主主義」は異なっているようです。

この大江氏に関しては日本国民の栄誉である「国民
栄誉賞」を拒絶し、一方でフランス国民の栄誉賞である
「レジオン・ドヌール勲章」を受けたという事でも
知られ、それらからも彼の日本国に対する思想が感じられ
ますが、他国に留学して、そこで日本という自国に関して
中傷する人も意外と少なくないという報告もあり、
自覚がなくともこれに分類される人は珍しい存在では
ないのかもしれません。
しかし自国を尊敬出来ない人は他国も真に尊敬する事は
出来ない様にも感じます。

「こんな日本に誰がした」という問いは何も新しいもの
ではありませんが、週刊誌調ではなく、真剣に問うべき
姿勢を改めて感じます。

某週刊誌に「品性のない人々が日本を破壊している」と
いった題名で一つの記事が取り上げられましたが、その
題名に並んで品性の感じられない題名や記事が並んで
おり、そうなれば読み手が真剣に受け止めるは難しい
のではとも思いました。
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