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例えばA子さんと女同士で割勘で4900円の食事を
したとするね。
お店の人が100円玉一個でお釣りをくれた場合、
それはもうB子さんの手には絶対入らないそうだ。
A子さんと待ち合わせをする時は、どういうわけか
A子さんの家に近いターミナル駅だし、タクシーで
乗り合いで帰っても、当然のように先に自分の家を
回る。
B子さんの車で出かけた時、A子さんは何も聞かずに
エアコンを自分の好みの温度に調節し、黙って
ダッシュボードからB子さんのカセットを出して
かけ替えてしまう。
時々A子さんは、マスコミ関係の会社に勤めている
B子さんに、色々頼みごとをしてくる。
「ねえ、ミック・ジャガーのチケット手に入らない?」
「ほら、あのリチャード・ギアの新作、試写会で
見られないかしら。」
気のいいB子さんは、そんな事ぐらいでA子さんが
喜ぶならいいやと思って、可能な事は頼みごとを
聞いてあげていた。
チケットを渡したりするために会った時のお茶代が
割勘というのはちょっと変だとは思ったけれど、
それも気にしない事にしていた。
昨年まだ一度しか着ていないパーティードレスを
貸して欲しいと頼まれた時も、B子さんは笑って
貸してあげた。
尤も、A子さんはそのドレスで二人の共通の友人の
パーティーに来たので、B子さんがその面々の前で
着られなくなってしまったのには、さすがに
カチンときた。
しかし何と言っても不愉快なのは、B子さんが酷い
腹痛に襲われた時のセリフ。
A子さんの彼氏が大病院に勤務する医師なので、
紹介状を頼んだ所、A子さんは言ったのだそうだ。
「悪いけど私、彼に借りを作りたくないの。
あなただってマスコミにいるんだから、お医者さん
ぐらい沢山知っているでしょう。」
確かに友情関係というのは、ギブ&テイクばかりで
成り立っているわけではない。
かといって、一方的に損をするのじゃやりきれない。
「あんな人のためには、もう何もしてあげる気は
しないわ」と思われたら、これはやはり不幸。
結局この二人の関係で、いつもトクをしよう、
自分の都合のいいように事を運ぼうと考えていた
A子さんは、全てをパーにしてしまったんだね。
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アメリカでの日本企業や個人ビジネスに関して
複数見聞する機会がありましたが、全部では
ないにせよ、日本のビジネスマンはアメリカ企業や
個人的なビジネスに対し、自分側の利益の見通し
だけを立てて、相手側の利益や主張を単純に
切り捨てるといったやり方が割合的に多いようです。
具体的には、相手側の提案を受け入れられなければ
とりあえず「イエス」と返答して何もしないか、
もしくはただ黙殺する、アメリカ企業側が通訳などを
招いて円滑な交渉を目指しても、日本企業側は通訳を
依頼しない、契約上の必要な経費を説明されると
「そのための資金や時間が充分ではない」
と言って自分側の計画を進めてしまいます。
確かにこうしたやり方によって短期的な利益を上げる
事が出来ますが、こうした人や企業は、相手側からの
信頼を失い、「日本のビジネスマンは子供っぽい」など
とささやかれている事には気づかないようです。
こうした事が重なれば、当然いつか大きなツケと
なって戻ってくるのは必至だと思うのですが……。
例えばA子さんと女同士で割勘で4900円の食事を
したとするね。
お店の人が100円玉一個でお釣りをくれた場合、
それはもうB子さんの手には絶対入らないそうだ。
A子さんと待ち合わせをする時は、どういうわけか
A子さんの家に近いターミナル駅だし、タクシーで
乗り合いで帰っても、当然のように先に自分の家を
回る。
B子さんの車で出かけた時、A子さんは何も聞かずに
エアコンを自分の好みの温度に調節し、黙って
ダッシュボードからB子さんのカセットを出して
かけ替えてしまう。
時々A子さんは、マスコミ関係の会社に勤めている
B子さんに、色々頼みごとをしてくる。
「ねえ、ミック・ジャガーのチケット手に入らない?」
「ほら、あのリチャード・ギアの新作、試写会で
見られないかしら。」
気のいいB子さんは、そんな事ぐらいでA子さんが
喜ぶならいいやと思って、可能な事は頼みごとを
聞いてあげていた。
チケットを渡したりするために会った時のお茶代が
割勘というのはちょっと変だとは思ったけれど、
それも気にしない事にしていた。
昨年まだ一度しか着ていないパーティードレスを
貸して欲しいと頼まれた時も、B子さんは笑って
貸してあげた。
尤も、A子さんはそのドレスで二人の共通の友人の
パーティーに来たので、B子さんがその面々の前で
着られなくなってしまったのには、さすがに
カチンときた。
しかし何と言っても不愉快なのは、B子さんが酷い
腹痛に襲われた時のセリフ。
A子さんの彼氏が大病院に勤務する医師なので、
紹介状を頼んだ所、A子さんは言ったのだそうだ。
「悪いけど私、彼に借りを作りたくないの。
あなただってマスコミにいるんだから、お医者さん
ぐらい沢山知っているでしょう。」
確かに友情関係というのは、ギブ&テイクばかりで
成り立っているわけではない。
かといって、一方的に損をするのじゃやりきれない。
「あんな人のためには、もう何もしてあげる気は
しないわ」と思われたら、これはやはり不幸。
結局この二人の関係で、いつもトクをしよう、
自分の都合のいいように事を運ぼうと考えていた
A子さんは、全てをパーにしてしまったんだね。
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アメリカでの日本企業や個人ビジネスに関して
複数見聞する機会がありましたが、全部では
ないにせよ、日本のビジネスマンはアメリカ企業や
個人的なビジネスに対し、自分側の利益の見通し
だけを立てて、相手側の利益や主張を単純に
切り捨てるといったやり方が割合的に多いようです。
具体的には、相手側の提案を受け入れられなければ
とりあえず「イエス」と返答して何もしないか、
もしくはただ黙殺する、アメリカ企業側が通訳などを
招いて円滑な交渉を目指しても、日本企業側は通訳を
依頼しない、契約上の必要な経費を説明されると
「そのための資金や時間が充分ではない」
と言って自分側の計画を進めてしまいます。
確かにこうしたやり方によって短期的な利益を上げる
事が出来ますが、こうした人や企業は、相手側からの
信頼を失い、「日本のビジネスマンは子供っぽい」など
とささやかれている事には気づかないようです。
こうした事が重なれば、当然いつか大きなツケと
なって戻ってくるのは必至だと思うのですが……。