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画像は80年代の「マイバースデイ」の姉妹誌からです。)
「魔法」に関心を持つ人に、「魔法とは何の為のものか?」と問う
ならば、真剣に研究している人あり、お金を儲けるためだけに
やっている人あり、また自分の願い事を叶える事以外に関心を
持たない人もありで、返ってくる答えは人によって様々ではないかと
思います。
昔の少女達の間での「魔法ブーム」の中では、単に自分の願い事を
叶えるだけに留まらず、自分の精神的な向上をそこに求めた人も
少なからず見受けられ、当時は精神的な向上心が強い人が多い事を
感じる事が出来ましたが、現在ネット上の匿名で不特定多数が投稿
できる「魔法」関連の掲示板などを閲覧すると、20年前とは趣が
大きく異なり、精神的な向上道の探索というよりも、「魔法」を単に
RPGゲームやアニメ感覚でとらえている人が非常に多いという事を
感じました。
そうしたRPGゲームやアニメ感覚でとらえている人の文中や表現には
大抵共通する言葉や特徴性があって、そこでそうした人であるとわかるの
ですが、そうした方々がもし本当の「魔法」に関する事に接するならば、
何も面白くないとか、退屈であると感じるかもしれません。
80年代の「マイバースデイ」誌上において、自分の持つ魔法観を
明確に表明されたのがルネ・ヴァンダール氏でしたが、氏は
このように語っておられました。
++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++
今から1万5千年前以上も昔のこと、その頃天使達は天地の間を
自由に往来して、人間の女性達と愛を語り合っていました。
しかしやがて時が過ぎ、天界と地界が分離される時が来ました。
天使達と人間達は互いに別れを惜しみ、天使達は地上の者達が
天上界へと昇れるように、その秘法を書いた書物を地上に
残して行きました。
これが天上界の秘法と言われている、幻の書『ケマ』でした。
地上の女性達はこの『ケマ』に書かれている特別な方法で
自分自身を鍛える事によって、宇宙の声を聞き、精霊達と語り、
力を得て意識を高みへと上げる事が出来たのです。
『ケマ』の教えの通りに修行する事で、人間達は天使達と再び
交流する事が出来るようになりました。
これが現在言われている「魔女」のルーツと言えるでしょう。
この後『ケマ』は半神半人と信じられている、「ヘルメス・トリス
メギストス」に受け継がれ、ヘルメスは『ケマ』を読み解いて
錬金術を広めたと言われます。
+++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++
そこでルネ氏は、「真の錬金術と言うのは、卑金属を黄金に変質
させる事ではなく、人間の身体や精神を鉛から黄金のような状態に
変容させる事である」という主張に立ち、独自の思想体系を
打ち出されました。
わたくし自身は氏の提唱される体系に従って学ぶ事で必ず
その目的が誰でも遂げられのかはわかりませんが、しかし
太古に天使と人間の同居時代があって、後に完全に住む世界が
分離し、また天使達が人間に天上に上るための神秘的な書物や
教えを残して行ったという点などは、他の世界の幾つかの伝承との
共通性があり、また「魔法」の本質という観点から、個人的に
非常に興味深く思います。
画像は80年代の「マイバースデイ」の姉妹誌からです。)
「魔法」に関心を持つ人に、「魔法とは何の為のものか?」と問う
ならば、真剣に研究している人あり、お金を儲けるためだけに
やっている人あり、また自分の願い事を叶える事以外に関心を
持たない人もありで、返ってくる答えは人によって様々ではないかと
思います。
昔の少女達の間での「魔法ブーム」の中では、単に自分の願い事を
叶えるだけに留まらず、自分の精神的な向上をそこに求めた人も
少なからず見受けられ、当時は精神的な向上心が強い人が多い事を
感じる事が出来ましたが、現在ネット上の匿名で不特定多数が投稿
できる「魔法」関連の掲示板などを閲覧すると、20年前とは趣が
大きく異なり、精神的な向上道の探索というよりも、「魔法」を単に
RPGゲームやアニメ感覚でとらえている人が非常に多いという事を
感じました。
そうしたRPGゲームやアニメ感覚でとらえている人の文中や表現には
大抵共通する言葉や特徴性があって、そこでそうした人であるとわかるの
ですが、そうした方々がもし本当の「魔法」に関する事に接するならば、
何も面白くないとか、退屈であると感じるかもしれません。
80年代の「マイバースデイ」誌上において、自分の持つ魔法観を
明確に表明されたのがルネ・ヴァンダール氏でしたが、氏は
このように語っておられました。
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今から1万5千年前以上も昔のこと、その頃天使達は天地の間を
自由に往来して、人間の女性達と愛を語り合っていました。
しかしやがて時が過ぎ、天界と地界が分離される時が来ました。
天使達と人間達は互いに別れを惜しみ、天使達は地上の者達が
天上界へと昇れるように、その秘法を書いた書物を地上に
残して行きました。
これが天上界の秘法と言われている、幻の書『ケマ』でした。
地上の女性達はこの『ケマ』に書かれている特別な方法で
自分自身を鍛える事によって、宇宙の声を聞き、精霊達と語り、
力を得て意識を高みへと上げる事が出来たのです。
『ケマ』の教えの通りに修行する事で、人間達は天使達と再び
交流する事が出来るようになりました。
これが現在言われている「魔女」のルーツと言えるでしょう。
この後『ケマ』は半神半人と信じられている、「ヘルメス・トリス
メギストス」に受け継がれ、ヘルメスは『ケマ』を読み解いて
錬金術を広めたと言われます。
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そこでルネ氏は、「真の錬金術と言うのは、卑金属を黄金に変質
させる事ではなく、人間の身体や精神を鉛から黄金のような状態に
変容させる事である」という主張に立ち、独自の思想体系を
打ち出されました。
わたくし自身は氏の提唱される体系に従って学ぶ事で必ず
その目的が誰でも遂げられのかはわかりませんが、しかし
太古に天使と人間の同居時代があって、後に完全に住む世界が
分離し、また天使達が人間に天上に上るための神秘的な書物や
教えを残して行ったという点などは、他の世界の幾つかの伝承との
共通性があり、また「魔法」の本質という観点から、個人的に
非常に興味深く思います。