宮地神仙道

「邪しき道に惑うなく わが墾道を直登双手
または 水位先生の御膝にかけて祈り奉れ。つとめよや。」(清水宗徳)

「人間錬金術」

2008年03月14日 | Weblog
(画像はクリックされましたら拡大します。)

ルネ・ヴァンダール氏の本からです。

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本格的な魔女の修行をするには、まず自分自身の事をよく
知っておかねばなりません。
昔から「十人寄れば十人十色」という言葉があるように、
人間は一人一人が自分だけの人格や個性を持っています。

誰にも長所があり、短所があります。
また自分の身体や顔にも好きな所と嫌いな所があります。

でもそれで良いのです。
そういう感情や肉体の違いがあるからこそ、人間は生きていて
楽しい事に出会えるからです。

ただし修行を始めるに当たっては、その変化させるべき自分自身の
精神や肉体についてよく知っておかねばなりません。

魔女の修行はまず、自分自身のありのままを見つめる事から
始めて下さい。

人間錬金術(ライフアルケミー)では、これを第一原質(マテリア・
プリマ)の確認と呼んでいます。
骨格図と筋肉図を見て下さい。
美しい人だとか嫌いな人だとか言っても、こうして一皮むいて骨や
筋肉だけにしてしまえば、外見上は誰が誰だかわからなくなって
しまうのが事実です。
顔かたちや体つきなどは、骨の周りについている筋肉のほんの
少しの違いで決まるのです。
だから、きちんと自分の顔や身体がどういうものであるかを
しっかり確認しておけば、必要に応じて変化させてゆく事は
さほど難しい問題ではありません。

どんなスポーツでもそうですが、トレーニングを始めたら、
恥ずかしがっていたり、ダラダラしたりしていてはダメです。
魔女のトレーニングも全く同じ。
あなた自身に高次元の改革を起こさせるのは誰でもない、
あなた自身なのですから。

今日から生まれ変わるつもりで、先入観を捨てて新しい気持ちで
取り組みましょう。

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これから先は「素材の確認作業・鏡に向かって自分自身を
しっかり見つめる」という段階に進んでゆきますが、それは
一人だけの時間が取れる時に、衣服を全て脱いで鏡で
自分自身を観察し、確認するというものです。

アメリカでの話ですが、集合写真を撮る前に、必ず気合を入れて
お腹を引っ込めてからカメラのシャッターを押させた紳士が
いたそうです。

これは少々極端な方かもしれませんが、それでも人間は
自分自身のありのままの姿を観察する事を避けようとしたり、
正しく感じていないという事もあるのかもしれません。

これを実際に行うかどうかは別にしても、まず自分自身を観察、
確認する事から始めるという点は、非常に示唆に富んでいるように
思います。

また現在も行われているかははわかりませんが、同氏が主催されて
いる研究会では常に素足で過ごすという決まり事もあったようで、
取材者にも素足になるように要請したりと、中々厳しかったようです。



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「ガラスのメモリーズ:TUBE」
http://jp.youtube.com/watch?v=m1NKZw_ZjV8

この曲を初めて聴いた時、旋律が久保田早紀の「異邦人」に
非常に似ていると感じました。
ネットで少し調べてみた所、偶然似てしまったとの事です。
映像中の青色が非常に印象的です。
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