宮地神仙道

「邪しき道に惑うなく わが墾道を直登双手
または 水位先生の御膝にかけて祈り奉れ。つとめよや。」(清水宗徳)

「ジプシー的洗礼」

2008年03月26日 | Weblog
(画像はクリックされましたら拡大します。)

水を注いで聖別、若しくは清めるという儀礼は、神道の禊行、
仏教の灌頂、そしてキリスト教の洗礼(バプテスマ)など、
宗教や地域は異なっていても幅広く見受けられますもの
ですが、神秘性を重んじるジプシー(ロマ)にも同様の儀礼が
あるそうです。
こうした儀礼におけるある種の普遍性に関して、個人的に興味深く
思います。

90年代以降の一時期に少女雑誌「マイバースデイ」誌上で
ジプシーの占術などに関して取り上げられた事がありましたが、
この儀礼はその中で紹介されたものです。

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【占いの能力が身につく デュルクペンの禊】

ロマニー語(ジプシー達が使う言葉)において「デュルクペン」と
呼ぶ占いは、ジプシー達の生活を支えるための重要な手段です。
そこで占いの能力を高めるために、こんな儀式を行うのです。

まず授かる人が、白い花の冠と、白い花の首飾りをつけ、
小川の中に立ちます。

そしてその人の占いの師匠に当たる人、若しくは占いの能力の
高い人に向かい合って立ってもらいます。

そして授ける人が、

「ラキの御加護により、この者をデュルクペンの道に通じさせ
給え。」

と唱えながら、目を閉じて祈る姿勢をした受け手の頭の上に、
両手ですくった水を一度注ぎます。

これでジプシー流の禊(洗礼)は完了し、誕生と破壊の女神・
ラキの力で占い師が誕生します。

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またある地方のジプシーの間では、病気は沢山のヒナを連れた、
空飛ぶ雌鳥の姿をした女悪魔が運んでくると信じられている
そうです。

そして彼女が最もよく現れるのが三日月の晩で、彼女は
綺麗に片付けられた場所を好むそうで、家の中を散らかして
おくと彼女の災いがよりつかないと言われているそうですが、
他の伝承との共通性から、こちらも興味深く感じます。




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「フランス国内で誰かが、中国大使館の国旗をはずす映像」
http://jp.youtube.com/watch?v=R2dELR2abFE&feature=related
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