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ノーシスの精神的な基本は、人間の内に存在する陰悪や
悪徳を絶やし、同時に性エネルギーを日々昇華し、そして
人類に献身していくという、この三つに要約されると言われます。
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①エゴの根絶
我々の心に巣食う、怒り、妬み、利己心、肉欲、自惚れ、怠惰、
虚栄、恐怖などの欠点を絶え間なく排除する事を意味する。
これらの欠点は「エゴ」と命名され、「エゴ」こそが「意識」を
絶えず妨害しているとする。
このようなネガティブなエネルギーの変換、すなわち根絶が
達成された時、意識の目覚めは確立され、第二の誕生を
迎える。
エゴに閉じ込められていた本来の自己が解放されるのである。
そしてまた同時に、エゴ根絶の過程を通して、高次元の知識が
獲得される。
②錬金術的誕生(性エネルギー昇華)
性エネルギー昇華による内的な「黄金の子」の誕生を言う。
我々の性ホルモンを宇宙生命の基礎エネルギーとして生かし、
魂の衣となる「黄金の霊体」を創る為の原料を手に入れる事で
ある。
③人類への献身
① ②と平行して人類の為に献身する事である。
そしてこの知識を何の代償も期待せずに広める事である。
………
「人類への献身」については、大きな事ではなくても良いので、
自分の出来る範囲内で他者のために(決して押し付けではなく)
良い事を見返りを求めずに日々実践していくという事、そしてノーシスの
知識を出来る範囲で広める事となっているのですが、個人的な印象では、
「ノーシスを広めなければならない」という観念が先走り、未だ充分理解して
いないうちにノーシスの情報を一般に公開するように求めるとか、反対に表面的な
情報だけを羅列してこの務めを果たしたと自分に納得させる人や、
ノーシスについて自分の考えを話しているだけで「自分は大変人類に献身している」と
主張する場合などもあって、意外とバランスを取る事が難しいものだと
思いました。
そうした事などもあって、わたくし個人は本当にその人が充分に理解した上で、
なおかつ他の人に教えたいと、心からその人が望む時、直感的に感じる時に、
無理のない範囲で伝えられたら、それで良いと思っています。
ノーシスの「ルーンエクササイズ」の続きです。
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【ルーン・カウム(画像向かって左)】
■照応期間:1月20日~2月17日
■照応:金星
■照応タロットナンバー:6
☆ルーン・カウムは女性の聖職者(巫女)、妻を表し、白タントラのシンボルでも
ある。
そして愛の星の金星(ビーナス)に属す。
聖なる蛇の意味を持つ「カン(KAN)」の語も、このルーン文字に由来する。
遠い昔、カリ・ユガ、つまり鉄の時代という恐ろしい時代に未だ入って
いなかった頃、ルーン文字の魔術は、その驚くべきアルファベットにあった。
そのアルファベットを通じて、魂の知恵が表現されていたのである。
なぜなら、我々哀れな人類が堕ちてしまった恐ろしい唯物主義の退廃が、
その頃にはなかったからである。
現在ルーン・魔術は、ノスティック・イニシエイト達の能力の中にのみ
生きながらえてきた。
彼らイニシエイト(霊的奥義参入者)は自己の能力の中に、深い神秘の
偉大な秘密を持っている、
それらは、絶対的で完全な自由へと我々を導く事ができるものである。
ルーン・カウムは、特に女性の内分泌腺に直接影響するが、男女の別なく
実践できる。
また性エネルギー昇華を実行する前に行う事もできる。
それは既婚者、独身者、いずれの場合においても同様に素晴らしい効果が
ある。
【エクササイズ】(15分)
①(画像向かって右のように)東を向いた直立の姿勢から、両手を眼の高さ
まで上げる、
そして、手首から先を下に向ける。
②ゆっくりと息を吸い、マントラ「カー(KA)」を発音する。
呼吸が機械的にならないように注意し、呼吸によって吸収されるエネルギーを
全身に満たすようにする。
③同様に、マントラ「ケー(KE)」、「キー(KI)」、「コー(KO)」、「クー(KU)」の
順で発音する。
④マントラの一サイクルの最後に、「カーウームー(KAUMU)」を発音する。
(KAAAAAUUUUUMMMMM)
⑤ ②~④までを時間まで繰り返し、最後に感謝の祈り、もしくは「万物の
祈り」を捧げて終える。
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