宮地神仙道

「邪しき道に惑うなく わが墾道を直登双手
または 水位先生の御膝にかけて祈り奉れ。つとめよや。」(清水宗徳)

「ノーシス:象徴に対する瞑想」

2009年02月17日 | Weblog

(画像はクリックされましたら拡大します。)

画像は「カルトッシュ・カード」の一枚で、エジプト神話の中の
女神ネフティスのカードです。

女神イシスが昼・動・生を象徴するのに対し、女神ネフティスは夜・静・死を
象徴すると言われます。

説明では、このカードは心をリラックスさせてストレスから解放されたい時、
健全な目的・自己向上の為の霊力を養いたい人はこのカードで瞑想を
行えばよく、お守りとして使う時は、相手の注意をそらして災難から逃れる
といった形に作用し、玄関の側に置いておくと、泥棒の注意をそらして
難を逃れる事ができるとありました。



ノーシスの続きです。

日本にノーシスを伝えられたミゲルさんは、84年に東京の国立
博物館で開かれた「弘法大師と密教美術」という展示会に行き、
そこで集められていた展示品を見て、日本にあるノーシス(普遍的
叡智・直感的認識)に対する理解を更に深められたと言われました。
そして当時また別の場所で開かれた曼荼羅展なども見に行かれた
との事でした。

そして各仏像や象徴に対する御話しをされたのですが、以下その御話しの
聖なる象徴性に普遍性を見出す事と、高等感情の開発の必要性について
簡単に触れられた部分です。

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【古代遺跡は叡智の表現】

原宿のラフォーレで行われたチベットの曼荼羅展では、十二の蛇の象徴が
ありましたね。

「12」という数は、黄道帯の12宮の事です。
7匹の蛇が七つの霊的な体を表し、同時に勝利を意味するように、12匹の蛇は
黄道帯のすべての叡智を象徴しています。
黄道帯の全ての叡智とはすなわち、銀河系すべてをカバーする叡智の事です。

キリスト教の聖母マリアは、エジプトのイシスに相当する存在ですが、蛇の
代わりに12の星をつけています。
このように世界中の文明に多くの共通点を見出す事が出来ますが、それは
言うまでもなく、同じメッセージをその種族や土地柄に合わせて表現している
為です。

仏教や神道でも同じです。
摩擦が起こるのは、それらが私達に伝えようとしている事を掘り下げて深く
考えないからです。

私はいつでも、弘法大師にもキリストにも、そしてエジプトの神オシリスにも
同じように祈りを捧げます。
何の摩擦もありません。
それが叡智によって無知の闇から出るという事の一つです。
すべての宗教を理解できたからです。

また宗教だけではなく、科学を生み、芸術を生むという事もできます。
弘法大師空海はそれを成し遂げた方ですね。
彼が中国から持ち帰ったものは密教だけではありません。
土木建築の知識や曼荼羅をはじめとする芸術も持ち帰っている。
素晴らしい芸術は、私達の感情の開発に大変役立ちます。

感情には高いものと低いものがあります。
高いものとは、胸が締め付けられるような感動、と言えば分かり良いでしょうか。
聖なるものへの想いとか、例えばマザーテレサの行っている事を見て感動した
感情とか、あるいは野に咲く可憐な一輪の花を見て思わず涙がこぼれて
しまったとか、そういう感情です。

反対に低い感情とは、異性に対して感じる情欲とか、人を羨んだり妬んだり
とか、何もやりたくないと思ったり、悲観的になったりするような感情です。

感情を漫然と流れっぱなしにしておくと、低い感情に引きずられがちになります。
そうならない為には、自分で意識的に、高等感情を開発する努力をしなければ
ならないわけです。

感情とは放りっぱなしにしておくものではなく、開発し、高めていくもの
だからです。

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以下、ノーシスの中で使われる、黒魔術や見えない次元での霊的な攻撃を受けた
際、緊急に身を守る必要がある場合に唱えられる呪文の中の一部です。

就寝時や夢の中で攻撃を受けた場合にも有効で、絶望感を急に感じたり、
心臓の動悸が急に高まったり、目に見えない何かの存在に恐れを感じた時
などに、力と信念を込めて発音します。

王の呪文の方は、翻訳させて頂きました。

………

<王の呪文>

「我はベトレヘムの門中、丁度内外の御身のすべての敵どもを呼び出さんとす。
我は彼等を呼び、万一のことあり、悪魔、黒魔術、逆しまなる信経のあらば、
今一度彼等を呼び出さん。

我は彼等を呼び、しかして十字架のみ足元に到りしキリストの子羊の如く、
御身に謹みて彼等を来たらせんとす。
我は彼等を呼び、しかして十字架より永遠のおん父に参らんとす子羊の如く、
従順に彼等を来たらせんとす。

父と子と聖霊のみ名によりて、"二"と共に我は彼等を見、
"三"は彼等を縛め給う。」

(二位は母なる自然であり、三位は三つの原初の力のことである。)

………

<ジュピターの呪文>

「神々の父、ジュピターの名において、我はお前の魔を祓う。
テ・ピゴス・コシリム!」
(3回繰り返す)

………

<ガブリエルの呪文>

「1万3000光線を太陽は持つ、1万3000光線を月は持つ、
1万3000回、我等の敵達は悔いるだろう。」
(3回繰り返す)

………




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「第9交響曲:ベートーベン」
http://www.youtube.com/watch?v=dsQ9CP_GlTQ

ウィーンの街並みの映像も美しいです。
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