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鏡を用いるおまじないは洋の東西を問わず沢山ありますが、
先日書かせて頂いたおまじないの本の中には、日本の古典的な
鏡を使うおまじないがありました。
以下抜粋です。
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【願い事が叶う鏡の魔力】
鏡は昔から神器と云われ、神秘的な呪力を持つものとして用いられて
きました。
古い書物を読んでいると、鏡にまつわるエピソードや伝説が、
沢山書かれています。
あの邪馬台国の卑弥呼も、魏の皇帝から親睦のしるしとして、
大量の鏡をプレゼントされたという事ですから、権威の象徴でも
あったわけです。
また邪悪な霊を祓い、魂を鎮める呪具として使われ、今でもその
信仰が残っている地方があります。
その中から生まれたのが、願い事が叶うおまじないです。
自分が愛用している鏡を、池の中に投げ入れながら願をかける
のです。
願い事なら、なんでもOK。
自分の分身とも言うべき鏡に願い事を託すのですから、効果も
抜群。
ちょっとした遊び心で行うおまじないではなく、真剣に願をかけたい時の
おまじないです。
これは出羽三山に伝わるもので、考古学者が遺跡の発掘をした折、
池の中からうず高く積み重なった鏡の山が出土したと云いますから、
伝統的なおまじないなのです。
鏡は何でも映し出すもの。
全てお見通しの鏡ならば、あなたの願の真剣さもわかっているはず。
鏡は割れてもゴミとして捨ててはいけないとか、割れると不吉とか
云われるように、呪力のあるものです。
鏡が宗教上の御神体として尊ばれるのもその為ですから、大切に
扱い、いい加減な気持ちで願をかけない事です。
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