コーランの 「集合 (アル・ハシュル) 」 の読誦によって
諸天の天使たちからの挨拶と 罪の赦しを受け
更に 「慈悲あまねく御方 (アッ・ラハマーン) 」を併せて読誦するならば
常に 自己を守護する天使に伴われるとされます。
http://www.way-to-allah.com/jp/quran/59.htm
○集合
天にあり 地にある凡てのものは アッラーを讃える。
本当に 彼は偉力ならびなく英明であられる。
彼こそは 啓典の民の中の不信心な者を
その住まいから 最初に追い出し放逐された方である。
あなたがたは 彼らが退去するものとは考えなかった。
また 彼らにしても その砦だけでアッラー(の攻撃)を防げると思っていた。
だがアッラーは 彼らの予期しなかった方面から襲い
彼らの心に怖気を投げ込み
それでムスリムたちと一緒になって
自分(自ら)の手で 彼らの住まいを破壊した。
あなた方見る目を持つ者よ 訓戒とするがいい。
アッラーは 仮令(たとい) 彼らに対し
放逐と御決めにならなくても
必ず現世において 彼らを懲罰なされる。
また 来世においては(必ず)火獄の懲罰がある。
それは 彼ら(不信者)が
アッラーとその使徒に反抗したためである。
誰でもアッラーに反抗するならば
本当にアッラーは懲罰に厳重であられる。
あなた方が ナツメヤシの木を切り倒しても
またその根の上に立たせて置いても
それはアッラーの御許しによるもので
アッラーの掟に背く者たちを卑しめられるためである。
またアッラーが 彼らから(取り上げて)
彼の使徒に与えた物は
あなた方が 馬やラクダを駆りたてて手に入れた訳ではない。
だがアッラーは 御望みの者を使徒の権限の下に委ねられる。
本当にアッラーは 凡ての事に全能であられる。
アッラーが(敵の)村の民から得て使徒に与えた物は
アッラーの有であり
また使徒や近親 孤児 貧者 旅人のものである。
それは あなた方の中の ただ富裕な者の間に 専(もっぱ)ら 渡らせないためである。
また使徒が あなた方に与える物はこれを受け
あなた方に禁じる物は 避けなさい。
アッラーを畏れなさい。
本当にアッラーは懲罰に厳重であられる。
(戦利品は)貧困な移佳者たちのものでもある。
彼らは自分の家から追われ また財産から離れ
アッラーの恩恵と御喜びを求めて アッラーと使徒を助けている。
これらの者こそ 真実な者である。
そして以前から(アル・マディーナに)家を持っていて
信仰を受け入れた者たちは
(移住して) 彼らのもとに来た者を愛護し
また 彼ら(移住者〔ムハージル〕)に与えられた(戦利品)に対しても心の中で欲しがる事もなく
自分(援助者〔アンサール〕)自身に先んじて(彼らに)与える。
仮令(たとい)自分は窮乏していても。
また 自分の貪欲をよく押えた者たち。
これらの者こそ至福を成就する者である。
彼ら(移住者 援助者)の後に来た者たちは
(祈って)「主よ 私たちと 私たち以前に信仰に入った兄弟たちを 御赦し下さい。
信仰している者に対する恨み心を
私たちの胸の中に持たせないで下さい。
主よ 本当にあなたは 親切で慈悲深くあられます。」と言う。
あなたは 偽信者たちが啓典の民の中の不信心な仲間に言うのを見なかったのか。
「もしあなたがたが追放されるなら
私たちは一緒に出て行くであろう。
あなた方の事に関しては 誰にも決して従わないであろう。
また あなた方がもし攻撃されるならば
私たちは必ず助けるであろう。」
だがアッラーは 彼らが真に虚言の徒である事を立証なされる。
もし 彼らが追放されても 彼ら(偽信者)は
決して一緒に出て行かないであろう。
もし 彼らが攻められても 決して助けないであろう。
もし 彼ら(偽信者)が助けようとしても 必ず背を向けて逃げ
結局 彼らは何の助けも得られないであろう。
彼ら(ユダヤ人と偽信者)の胸の中では
あなたがたの方がアッラーよりも ずっと恐ろしいのである。
これは 彼らが 何も分らない民のためである。
彼らが一緒でも しっかりと防備した村とか防壁の陰でない限りは戦わないであろう。
強いのは 彼らの間の闘争心(だけである)。
あなたは 彼らが団結していると思うであろうが
その心はばらばらである。
これは 彼らが 知性のない民のためである。
彼ら以前にも つい先頃
自分の行いの悪い結果を味わった者がいたが
彼らにしても同じである。
(来世においても) 彼らには痛ましい懲罰があろう。
(彼らは)悪魔のように人に向かって
「信仰を捨てなさい。」と言う。
(その人が)一度不信心になると
彼は 「私はあなたと関わりはない。本当に万有の主アッラーが恐ろしいのである。」と言う。
それで両者(ユダヤ人と偽信者)は最後に
(地獄の)業火に陥ることになり
彼らはその中に永遠に住もう。
これが 不義の徒への応報である。
あなた方信仰する者よ アッラーを畏れなさい。
明日のために何をしたか それぞれ考えなさい。
そしてアッラーを畏れなさい。
本当にアッラーは あなた方の行う事に通暁なされる。
あなた方は アッラーを忘れた者のようであってはならない。
彼は 彼ら自身の魂を忘れさせたのである。
これらの者はアッラーの掟に背く者たちである。
火獄の住人と楽園の住人とは同じではない。楽目の住人こそ勝利者である。
もしも 我がこのクルアーンを山に下したならば
それはきっと へりくだって
アッラーを恐れて粉々に砕けるのを見るであろう。
こんな譬(たと)えを 我は人間に示すのは
恐らく 彼らが熟考するであろうと思うからである。
彼こそは アッラーであられる。
彼の外に神はないのである。
彼は 幽玄界と現象界を知っておられ
慈悲あまねく慈愛深き御方であられる。
彼こそは アッラーであられる。
彼の外に神はないのである。
至高の王者 神聖にして平安の源であり
信仰を管理し 安全を守護なされ
偉力ならびなく全能で 限りなく尊い方であられる。
アッラーに讃えあれ。(彼は)人が配するものの上に(高くおられる)。
彼こそは アッラーであられる。
造物の主 造化の主 形態を授ける(主であり)
最も美しい御名は 彼の有である。
天地の凡てのものは 彼を讃える。
本当に 彼は偉力ならびなく 英明であられる。」