「抜陂菩薩経」を一部でも受持する事で
三千世界を七宝で満たして供養して得られる功徳よりも
なお多い功徳が得られるとされます。
以下 「抜陂菩薩経」の一部です。
「抜陂(ばっひ)
譬如人従随沙離聞(ひにょにんじゅうずいしゃりもん)
有好女字須聞(うこうにょじすもん)
復有第二男子(ぶうだいになんし)
聞有好女字阿凡和利(もんうこうにょじあぼんわり)
復有第三男子(ぶうだいさんなんし)
聞有好女名為蓮華色(もんうこうにょみょういれんげしき)
従聞展転著汚転自作貪(じゅうもんてんてんじゃくおてんじさとん)
是諸男子皆未見好女(ぜしょなんしかいみけんこうにょ)
但遙聞数数起意生念(たんようもんすうすうけついしょうねん)
便有婬起(べんういんき)
従臥便夢見(じゅうがべんむけん)
便往到女処是故(べんおうとうにょしょぜこ)
羅閲祇城中男子(らえつぎじょうちゅうなんし)
如是起意(にょぜきい)
如是便見(にょぜべんけん)
与共会合(よくえごう)
便乱習婬法(べんらんしゅういんほう)
暁竟便寤故(ぎょうきょうべんびこ)
識如問如知(しきにょもんにょち)
抜陂(ばっひ)
為汝説如是(いにょせつにょぜ)
従是因縁如是法説(じゅうぜいんねんにょぜほうせつ)
従是不還(じゅうぜふげん)
受別於無上覚道(じゅべつおむじょうがくどう)
我復為其説(がぶいごせつ)
当来於後久遠(とうらいおくおん)
当名為善寤如来(とうみょういぜんびにょらい)
無所著(むそじゃく)
正覚(しょうがく)
其人但得恣意見想(ごにんたんとくしいけんそう)
如是正見(にょぜしょうけん)
如是菩薩(にょぜぼさつ)
抜陂(ばっひ)
亦如是(やくにょぜ)
住在是世間(じゅうざいぜせけん)
彼有阿弥陀仏(ひうあみだぶつ)
已聞数数念(いもんすうすうねん)
便見如来阿弥陀仏見在(べんけんにょらいあみだぶつけんざい)
仏面見住上定意(ぶつめんけんじゅうじょうじょうい)
見便難問如来(けんべんなんもんにょらい)
従何法会菩薩得生是世(じゅうあほうえぼさつとくしょうぜせ)
阿弥陀仏便為諸菩薩説言(あみだぶつべんいしょぼさつせつごん)
常念仏意善習不捨(じょうねんぶついぜんしゅうふしゃ)
常行幻作便得生是仏国(じょうぎょうげんさべんとくしょうぜぶっこく)
何等常念仏(かとうじょうねんぶつ)
念如来法不忘(ねんにょらいほうふぼう)
今是如来(こんぜにょらい)
無所著(むそじゃく)
正覚(しょうがく)
身有三十二大人相(しんうさんじうにだいにんそう)
紫磨金色身(しまこんじきしん)
如浄明月水精珠身(にょじょうみょうがつすいしょうしゅしん)
譬如衆宝所瓔珞(ひにょしゅほうそようらく)
在衆弟子中独説法(ざいしゅでしちゅうどくせっぽう)
如是為其誠説(にょぜいごせいせつ)
何以無所壊故(かにむしょかいこ)
何所不壊敗者(かそふかいはいしゃ)
地水火風神天梵王(ちすいかふうじんてんぼんのう)
是皆不亡色痛想行識(ぜかいふもうしきつうそうぎょうしき)
如有念如来(にょうねんにょらい)
因縁如空(いんねんにょくう)
空便為已得(くうべんいいとく)
是為念仏意(ぜいねんぶつい)
菩薩常寤已捨其定(ぼさつじょうびいしゃごじょう)
抜陂(ばっひ)
汝用是便到彼所(にょようぜべんとうひしょ)
従到便説是事(じゅうとうべんせつぜじ)
従有是如是法説可使受別(じゅううぜにょぜほうせつかしじゅべつ)
不復還堕於無上得正覚(ふぶげんだおむじょうとくしょうかく)
抜陂(ばっひ)
亦汝及摩呵迦葉(やくにょきゅうまかかしょう)
及因陀達菩薩(きゅういんだたぼさつ)
及須深天子(きゅうすじんてんし)
亦及余(やくきゅうよ)
於是定意有得者(おぜじょういうとくしゃ)。」
「諸眞言」
・「オン・ダウルバーギャ・ナーシャナーヤ・ナマ。」
ガネーシャ神を拝して誦す事で
自己の悪習が除かれる。
・「サルヴェシャム・シャンティル・バヴァトゥ。」
誦す事で 調和と平安が生み出される。
・「オン・ガニターヤ・ナマー。」
ガネーシャ神を拝して誦す事で
数学の才が開発される。
「造塔延命功徳経の功徳を受ける」
「造塔延命功徳経」は
仏塔を造り 建立するための作法が記されている経文ですが、
この経文を一部でも信受したり 他者に教えたりする事により
自己が仏塔を造り 建立したのと等しい功徳が得られるとされます。
以下 「造塔延命功徳経」の一部です。
「第七次椎打塔印時(だいしちじついだとういんじ)
用陀羅尼加持一遍(ようだらにかじいっぺん)
然後椎打(ねんごついだ)
陀羅尼曰(だらにわつ)
オン・ヴァジュラ・プーヌガラクタヤ・クタヤ・スヴァーハー
第八次椎打竟(だいはちじすいだきょう)
以手作塔階時(にしゅさとうかいじ)
用陀羅尼加持一遍(ようだらにかじいっぺん)
安置塔階(あんちとうかい)
陀羅尼曰(だらにわつ)
オン・ヴァジュラ・ヤセ・スヴァーハー
第九次塔正従模中出時(だいくじとうしょうじゅうもちゅうしゅつじ)
用陀羅尼加持一遍(ようだらにかじっぺん)
然後出之(ねんごしゅっし)
陀羅尼曰(だらにわつ)
オン・ダルムマ・ティス・スヴァーハー。」