
(トラ字)
自己の胸の中央の月輪の中に
金色に輝く「トラ字」がある様子を観じつつ
両手を内縛して
左右の親指と人差し指を立てて 指同士をつけて 何遍も誦します。
「ナモ・バガヴァテ・プラブータ・ラトナーヤ・タタガターヤ
アルハテ・サンミャク・サンブッダーヤ。」
東北地方には 独特の民間信仰や その中で発達した霊術などが存在しており、
以下のものも そうした霊術の中の1つです。
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人形に石をのせて糸で縛り、地蔵様のところから霊を連れてくる
■蝋燭一本
■線香一本
■紙人形二枚
■人形(人型に限定、人手に長くあったもの程○)
■赤、黒糸(細糸)
■石
■水の入った桶
■皿や缶殻など(紙人形を燃やす手順有り)
【準備】
人形の首、両肩の付け根、両手首、両足首に黒い糸をきつく結びつけておく
人形の胸元に石を置き、それを赤糸で縛りつける
【手順】
1:二時半開始。北側の窓を開け、線香に火をつけて置いておく
2:懐中電灯などを持たず地蔵に向かい、紙人形でその背をなでて来る(家に戻る際、後ろを振り返ってはいけない)
3:ドアに背をむけた状態で座り、蝋燭に火をつけ「そどやんさ、まず一人」と言って紙人形を蝋燭の前に置く
4:「そどやんさ、まず二人」と言って紙人形を蝋燭の前に置き、
ついで「そどやんさ、まず三人」と言って桶に入れた人形を蝋燭の前に置く
5:「そどやんさ、地蔵様に頼ってないで、こちらに来なさい」と言って、人形の頭を三回叩く
6:ここまで終えたら燐室にて二十分待機。なるべく部屋の中央に陣取り、ドアには背を向ける(火事に注意)
7:時間がきたら部屋に戻り「そどやんさ、そちらの二人に用はなし、
地蔵様のところに帰りなさい」と言って、紙人形を蝋燭で燃やす
8:「そどやんさ、お前は帰らずここに居ろ」と三回言って、人形の頭を三回叩く
9:人形と蝋燭、ドアを背にする形で座り、その状態で四時半になったら終了
【終わり方】
この時点では、まだ不完全なので終わらせることは不可能
【補足】
投稿者いわくこれは「呪い」なので手順は途中までしか公表しないとのこと。岩手県出身の父親からきいたという。
投稿者が言うには「そどやん」とは通称で、地元の住人しかわからないものらしい。
「さ」は「~に、~へ」という意味の、岩手の方言。