(玄天上帝)
「異境備忘録」の中では 「退妖館」について書かれており、
神仙の世界において 重要な役割がある場所であるとされていますが、
道教における「北極駆邪院」の領導者が 玄天上帝であり、
36神を配下にしているとされ
また「退妖館」には員列三十六等がおられると書かれており、
「退妖館」は 道教における「北極駆邪院」と同一のものであるようです。
玄天上帝に 礼拝や供養を捧げる事で
「退妖館」の領導者の守護や力を被る事になり、
「異境備忘録」には 川丹先生が
「退妖館中の員列 三十六等紫上の中位階」と記述されていますので、
川丹先生は 玄天上帝の配下の36神の中の 中位~上位の階級の
どなたかの神という事になり、
非常に高貴な存在である事が窺えます。
「仰啓玄天大聖者(ぎょうけいげんてんだいせいじゃ)
北方壬癸至霊神(ほっぽうじんきしれいしん)
金闕至尊応化身(きんけつしそんおうけしん)
無上将軍号眞武(むじょうしょうぐんごうしんぶ)
威容赫奕太陰君(いようかくえきたいいんくん)
列宿虚危分秀気(れっしゅくきょきぶんしゅうき)
双睛擎電伏魔精(そうせいけいでんふくませい)
万騎如雲威九地(ばんきにょうんいくじ)
紫袍金帯佩神鋒(しほうきんたいはいしんほう)
蒼亀巨蛇捧聖足(そうききょだぼうせいそく)
六丁玉女左右随(ろくちょうぎょくじゅさうずい)
八熬将軍前後衛(はっさつしょうぐんぜんごえい)
消災降福不思議(しょうさいこうふくふしぎ)
帰命一心今奉礼(きみょういっしんこんぶらい)。」
「弥勒ダーキニーと九尊の加持を受ける」
礼拝や供養を捧げて誦す事で、
チベット仏教に伝わる
弥勒ダーキニーと その九尊の加持が得られます。
「ウン・オン・バン・カン・シン・ハランマモ
ハラン・ハラン・ウン・ウン・パッタ・パッタ・ソーハー。」
「関聖帝君を供養し 加持を受ける」
(関聖帝君)
関聖帝君に供物を捧げて誦します。
「ラン・ヤン・カン
オン・アー・ウン
フリー
紅臉丹心武聖人(こうけんたんしんぶせいじん)
乗騎駿馬揮舞刀(じょうきしゅんめきぶとう)
周倉随従眷属衆(しゅうそうずいじゅうけんぞくしゅう)
降臨大宝蓮座上(こうりんたいほうれんざじょう)
今献無量妙欲供(こんけんむりょうみょうよくく)
関聖帝君請納受(かんせいていくんせいのうじゅ)
敬礼関聖帝君海会衆(けいらいかんせいていくんかいえしゅう)
請受供(せいじゅく)
オン・アー・ウン
オン・アー・ウン
関公(かんこう)
カカカヒ・カヒー
礼賛神将関聖帝(らいさんしんしょうかんせいてい)
宝刀伏魔遣違縁(ほうとうふくまけんいえん)
聚集三界衆財宝(しゅしゅうさんがいしゅうざいほう)
資糧豊足教法興(しろうほうそくきょうほうきょう)。」