ミラレパ尊者は
自分の図像を目にしたり
自分の名前を聞いたり
また 自分の伝記を読む、または聞く
または自分の言葉を読んだり 聞いたり
自分の事蹟を憶念したりする事で
浄土に至る事ができるという言葉を残されています。
以下 ミラレパ尊者が残された「決了曲」です。
「於此仏世閻浮堤(のういぶっせえんふだい)
盛名如第二世尊(じょうみょうにょだいにせそん)
樹大法幢興仏法(じゅだいほうどうよぶっぽう)
貴勝頂髻之宝珠(きしょうちょうけいしほうしゅ)
衆人帰敬斎讃嘆(しゅにんききょうさいさんたん)
美譽名聞遍十方(みよみょうもんへんじっぽう)
メイジ大師前敬礼(めいじだいしぜんきょるあい)
メイジ大師蓮座前(めいじだいしれんざぜん)
恭敬依止飲甘露(きょうきょうえしおんかんろ)
澈悟勝見大手印(てつごしょうけんだいしゅいん)
通達離返本来義(つうたつりへんほんらいぎ)
一切功徳皆円満(いっさいくどくかいえんまん)
不為世間過染汚(ふいせけんかせんお)
如来化現之色身(にょらいかげんししきしん)
マルパ大師前讃礼(まるぱさいしぜんさんらい)
マルパ大師前讃礼(まるぱさいしぜんさんらい)
外境所現一切法(げきょうしょげんいっさいほう)
不明其性陥迷惑(ふみょうごしょうかんめいわく)
執境為実自作縛(しゅきょういじつじさばく)
悟後諸法成幻化(ごごしょほうじょうげんか)
助益此心為友伴(じょやくししんいゆうはん)
究竟義中不可得(くきょうぎちゅうふかとく)
此既無生之法身(しきむしょうしほうしん)
説為窮竟法性処(せついきゅうきょうほうしょうしょ)
内在変動之意識(ないざいへんどういしき)
未悟之時為無明(みごしじいむみょう)
業与煩悩之根本(ごうよぼんのうしこんぽん)
悟後即是自覚智(ごごそくぜじかくち)
善業功徳尽円満(ぜんごうくどくじんえんまん)
究竟義中智慧無(くきょうぎちゅうちえむ)
説為窮尽諸法処(せついきゅうじんしょほうしょ)
説為窮尽諸法処(せついきゅうじんしょほうしょ
蘊聚所成此色身(うんじゅしょじょうししきしん)
未悟之時為肉体(みごしじいにくたい)
地水火風所集成(ちすいかふうしょしゅうじょう)
病痛苦悩之根源(びょうつうくのうしこんげん)
悟後即是双運仏(ごごそくぜそううんぶつ)
能摧凡世衆執著(のうさいぼんせしゅしゅじゃく)
究竟身亦不可得(くきょうしんやくふかとく)
ゆ曰無雲之晴空(ゆわつむうんしせいくう)
男女妖魔及羅刹(なんにょようまぎゅらせつ)
未悟之時為魔怨(みごしじいまえん)
能作各種中断障(のうさかくしゅちゅうだんしょう)
悟巳妖魔成護法(のういようまじょうごほう)
能予各種之成就(のうよかくしゅしじょうじゅ)
究竟義中魔亦空(くきょうぎちゅうまやくくう)
説為窮竟分別処(せついきゅうきょうふんべつしょ)
究竟金剛眞言乗(くきょうこんごうしんごんじょう)
無上瑜伽続部云(むじょうゆがぞくぶうん)
諸界集聚於脈故(しょかいしゅじゅのうみゃくこ)
顕現外境諸魔相(けんげんげきょうしょまそう)
若不了知彼為幻(にゃくふりょうちひいげん)
全由自身之所顕(ぜんゆうじしんししょけん)
執以為実甚愚痴(しゅにいじつじんぐち)
我昔未曾入道時(がしゃくみぞにゅうどうじ)
無明障我極迷惑(むみょうしょうがごくめいわく)
誤以天魔之増損(ごにてんまんしぞうそん)
執為実有障解脱(しゅいじつうしょうげだつ)
成就上師開導故(じょうじゅじょうしかいどうこ)
通達輪涅畢竟空(つうたつりんねひっきょうくう)
所顕皆是大手印(しょけんかいぜだいしゅいん)
無明無根亦無実(むみょうむこんやくむじつ)
自明水月極澄清(じみょうすいがつごくちょうせい)
光耀似日離雲影(こうようにじつりうんよう)
無明闇返得蘇醒(むみょうあんへんとくそせい)
解脱愚痴諸誘惑(げだつぐちしょゆうわく)
眞如於内得開顕(しんにょのうないとくかいけん)
執魔為実乃妄念(しゅまいじつないもうねん)
有此妄念甚稀奇(うしもうねんじんきき)
妄念消融法性境(もうねんしょうゆうほうしょうきょう)
本来無生甚奇哉(ほんらいむしょうじんきや)
本来無生甚奇哉(ほんらいむしょうじんきや)。」