某書からです。
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「私、自立しちゃった。」なんて言いながら、
一人暮らしに突入する女性も多いみたいだね。
昔から考えると随分たくましい女性が、今では
当たり前だ。
でも僕には、どこか違うなと感じてしまう所も
幾つかある。
例えば彼女達の愚痴の多いこと。
「お茶汲みやコピー取りしかさせてもらえない」
「結局男を優先しているのよ」
「いくらやりたい仕事をしたからって、給料が
安くちゃね」
「結婚したら、パートで働くしかないのかしら」
まるでため息の山という感じだね。
中には結婚するまでが人生の最盛期で、結婚式で
フィナーレを飾ったら後は余生よ、何て言っている
女性もいる。
全くあなたの人生は一体何だって、僕は叱って
あげたくなる。
こういう愚痴というものは、みんなどこかに責任を
押し付けている所から始まっているんだよ。
(中略)
本当の自立というのは、まず何よりも自分の価値観を
持つという事なんだ。
親の干渉や世の中のルールや、時には常識的な考え方
さえもいっぺん全部捨て去って、改めて自分の考え方で
世の中の事や自分の生き方を組み立てなおす事なんだ。
そうしてから世の中に一歩踏み出し、生き抜いていく……
もちろん失敗する事だってあるだろう。
そんな時にはその失敗の結果さえも自分で背負って
処理する……それが人間の自立という事なんじゃ
ないかと思うんだよ。
初めて浮き袋を外して泳いだ時の事、あなたは憶えて
いますか。
あの浮き袋が、親とか会社とか、常識というやつなんだ。
それにつかまっていれば、ちょっと窮屈だけれど
安心だものね。
でも泳ぐ時には、浮き袋は外さなくちゃいけない。
水は冷たいし、波もある。
浮かんでいられないから、何処かに向かってガムシャラに
泳ぎ始めなくてはならない。
でも勇気を持って浮き袋を外すと、体は自由に動くし、
自力で泳ぐ事の素晴らしさにも気づくはずだ。
何か問題が起こって、急に冷たい海流に入ってしまっても、
とりあえずは泳ぎ続けてみよう。
いつかは乗り切れるはずだ。
そこで慌てて浮き袋につかまってしまったら、あなたの
負けになる。
何処に辿り着くのか、どういう海に出るのか、それは
わからないけれど、自力で泳いでみる事をあなたに
お勧めする。
きっとあなたなら、一人で泳げるはずだよ。
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これは1988年、今から約20年前に某西洋占星術研究家が
書かれたものです。
現在と当時では社会や経済も異なり、また女性の自立に
関しても現在の方がずっと進んでいますが、それでもこの
メッセージからは、時代の枠を超えた普遍性が感じられ
ました。
「浮き袋を外して泳いでみよう、例えどこに辿り着くか
わからないとしても」
こうしたメッセージは現在の精神世界に氾濫する「癒し」
というものの中では到底受け入れ難い言葉であるように
思いますが、人間が本当の意味で成長、自立するには、
いつか冷たい海流に浮き袋を持たずに、一人で飛び込ま
なければいけないものなのかもしれません。
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「私、自立しちゃった。」なんて言いながら、
一人暮らしに突入する女性も多いみたいだね。
昔から考えると随分たくましい女性が、今では
当たり前だ。
でも僕には、どこか違うなと感じてしまう所も
幾つかある。
例えば彼女達の愚痴の多いこと。
「お茶汲みやコピー取りしかさせてもらえない」
「結局男を優先しているのよ」
「いくらやりたい仕事をしたからって、給料が
安くちゃね」
「結婚したら、パートで働くしかないのかしら」
まるでため息の山という感じだね。
中には結婚するまでが人生の最盛期で、結婚式で
フィナーレを飾ったら後は余生よ、何て言っている
女性もいる。
全くあなたの人生は一体何だって、僕は叱って
あげたくなる。
こういう愚痴というものは、みんなどこかに責任を
押し付けている所から始まっているんだよ。
(中略)
本当の自立というのは、まず何よりも自分の価値観を
持つという事なんだ。
親の干渉や世の中のルールや、時には常識的な考え方
さえもいっぺん全部捨て去って、改めて自分の考え方で
世の中の事や自分の生き方を組み立てなおす事なんだ。
そうしてから世の中に一歩踏み出し、生き抜いていく……
もちろん失敗する事だってあるだろう。
そんな時にはその失敗の結果さえも自分で背負って
処理する……それが人間の自立という事なんじゃ
ないかと思うんだよ。
初めて浮き袋を外して泳いだ時の事、あなたは憶えて
いますか。
あの浮き袋が、親とか会社とか、常識というやつなんだ。
それにつかまっていれば、ちょっと窮屈だけれど
安心だものね。
でも泳ぐ時には、浮き袋は外さなくちゃいけない。
水は冷たいし、波もある。
浮かんでいられないから、何処かに向かってガムシャラに
泳ぎ始めなくてはならない。
でも勇気を持って浮き袋を外すと、体は自由に動くし、
自力で泳ぐ事の素晴らしさにも気づくはずだ。
何か問題が起こって、急に冷たい海流に入ってしまっても、
とりあえずは泳ぎ続けてみよう。
いつかは乗り切れるはずだ。
そこで慌てて浮き袋につかまってしまったら、あなたの
負けになる。
何処に辿り着くのか、どういう海に出るのか、それは
わからないけれど、自力で泳いでみる事をあなたに
お勧めする。
きっとあなたなら、一人で泳げるはずだよ。
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これは1988年、今から約20年前に某西洋占星術研究家が
書かれたものです。
現在と当時では社会や経済も異なり、また女性の自立に
関しても現在の方がずっと進んでいますが、それでもこの
メッセージからは、時代の枠を超えた普遍性が感じられ
ました。
「浮き袋を外して泳いでみよう、例えどこに辿り着くか
わからないとしても」
こうしたメッセージは現在の精神世界に氾濫する「癒し」
というものの中では到底受け入れ難い言葉であるように
思いますが、人間が本当の意味で成長、自立するには、
いつか冷たい海流に浮き袋を持たずに、一人で飛び込ま
なければいけないものなのかもしれません。