宮地神仙道

「邪しき道に惑うなく わが墾道を直登双手
または 水位先生の御膝にかけて祈り奉れ。つとめよや。」(清水宗徳)

「公共」の認識

2008年05月02日 | Weblog
(画像はクリックされましたら拡大します。)

PHS、そして携帯電話が一般に普及するまでは、出先で誰かに
電話して連絡しなければならないような場合、公衆電話を利用する
事が一般的で、そのため昔の少女用のマナーの本などでは
「公衆電話利用におけるマナー」というものが掲載されていました。

そして昔は公衆電話の利用が多かった事から、雑誌の懸賞の
プレゼントやお土産にテレホンカードという事も非常に多かった
記憶があります。
画像の方は昔の少女雑誌「マイバースデイ」におけるプレゼントの
テレホンカードの一枚で、愛と調和を招くという魔方陣が描かれています。

しかし現在は公衆電話の利用の機会が急減し、そこでのマナーよりも、
携帯電話利用のマナーについて言われる必要の方が多く、また懸賞や
お土産にテレホンカードという機会も殆どなくなった思います。
色々な意味で、携帯電話の普及は大衆文化に大きな影響を与えたの
ではないでしょうか。

また携帯電話の普及から日本では公衆電話の数が減少しつつあるという
記事を読みましたが、それでも昔の「公衆電話利用におけるマナー」
というものを読むと、「そもそもマナーとは何か」という最も根本的な
考えが伝えられており、公衆電話の利用の有無に関わらず現在も
充分に参考になる所があるように感じました。

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【あくまでも公共物という事を忘れずにね。
独占する人は嫌われちゃいますよ。】

公衆電話は「公け」の電話です。
出来るだけ手短に、用件だけを伝えるように。
長話はウチに帰ってから自宅の電話でね。

さて、かける場合、すぐ終わる時でも20円入れておきます。
公衆電話がかかった時の、あのブーッという不快音を聞かなくて済むから。
あの音は、かける方もかけられる方にも不快に響きますから。

相手が出たら、一言「公衆電話からですが……」と行った方が、相手も
手短に対応してくれます。

次の人が待っている時。
「ダメ、あそこは高いでしょ。あそこは混んでる……」
「山陽書房で、うん4時半ね、じゃ」
その後、
「ちょっとモタついて待たせてしまいました」
「お待たせしました」
「お先に」
の一言は言ってね。

「あ、ちょっとヤッコに代るからね」
「わ、なあに?」
「ちょっと、私にも出させて」
女の子三人が、一つの赤電話に群がっています。
一つの受話器が手から手へ……これは止めて下さい。

また電話ボックスの中に、何人もが入り込むのもダメ。
公衆電話をかけている光景の中で、最も見苦しいのが
「群れ電話」。
絶対に避けて欲しいものです。

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