宮地神仙道

「邪しき道に惑うなく わが墾道を直登双手
または 水位先生の御膝にかけて祈り奉れ。つとめよや。」(清水宗徳)

「道の達人 ホンモノは誰だ!」

2008年05月12日 | Weblog
(画像はクリックされましたら拡大します。)

本日偶然読んだ、90年代に出された某雑誌からです。

++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++

【ホンモノの達人の極意】

どこの世界にも、その道の達人はいる。
だが、本物は少ない。

昔、中国に木の像を彫る名人がいた。名前はリン。
彼の彫る虎は本物そっくりで、生きているように見えたという。
また鳥を彫らせれば、今にも飛び立ってしまうのではないかと思わせる
出来栄えだったらしい。
人々は彼を「北の国一の名人」と褒め称え、彼は自らを「東方随一の
彫物師」と自慢した。

ある日リンの耳に、像を彫る名人が南の国にもいると云う噂が入る。
その名人の名はワン。
ワンの彫った鳥は美しい鳴き声で鳴くという専らの評判である。
そこでリンはどちらが本当の名人か勝負したくなった。

やがて時の皇帝がその勝負の審判を引き受けたが、二人の彫った像は
どちらも素晴らしく、勝負が何日続いても引き分けに終わりそうだった。
リンは「自分こそ天下一の彫物師」と人々に言わせたかった為に
非常に焦っていた。

そこでリンは最後の勝負を仏像で行おうと提案した。
仏像であれば勝てるという勝算が、彼にはあった。
自分を援助してくれる金持ちに頼んで、金箔を存分にしようした仏像を
作って、勝とうという作戦である。
そして観音像で決着をつける事が決まった。

この勝負では、「どちらが拝みたくなるか」という一般人の審査までも
加えられる事になった。

リンは何人もの弟子を使い、贅沢に金を使用する。
それに対し、ワンはただ一人で静かに滝に打たれていた。
審査員達は既にリンの勝利をささやき合っていた。

リンは絢爛豪華な世にも美しい観音像を作る事に成功し、審査員を
唸らせた一方、ワンが作った観音像は木彫りの素朴なものだった。

まずリンの作った観音像が一般人の前に公開され、どよめきの声が
上がった。
その声を聞いたリンは、自分の勝利を確信した。
次はワンの番であるが、ワンの観音像はこつ然と消えてしまっている
ではないか!

何とワンの作った観音像は、天に昇って世の人々を救いに行ったのである。


【本物とニセモノはどう違うのだろう】

何から何までそっくりに真似ても、偽物はやはり本物になれない。
何故なら、本物とは形の事ではないからだ。
(後略)

++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++

この後は「本物の人生」を生きるにはどうするか、という話になり、
「人の評価よりも、天に認められる事の素晴らしさ」が説かれ、
また

「誰かに評価されなくても平気な人になろう。
天知る、地知る、我知る、それでいい。」

というわかり易い言葉があります。

ニセモノというのは単に他の真似やコピーをするという事だけでなく、
勝ち負けや、外からの評判や評価、自分の体面を異常に気にするという
共通点があるのかもしれません。

いずれにしても偽物はどう真似しても「表面的で浅い」という事で、
そして本物を越える可能性がないという事でしょう。


コメント

「なさそうでありそうなオリンピック」

2008年05月12日 | Weblog
北京オリンピックにおいて、「選手達の海外からの食料の調達を
一切禁じる」「滞在中の選手達の言動などについて一定の
監視が行われる」という事が発表されました。

「平和の祭典」どころか「管理の祭典」の実体が徐々にあらわに
なっていますが、海外からの食料の調達を禁じ、中国が提供する
食事以外許されないという事は、単に中国食材が汚染されているという
懸念だけでなく、「盛られる」心配がそこにあるわけで、
「チベット問題は自分には無関係で、自分のメダル獲得以外には
関心がない」というような選手でも、こうした点を少し考えるべきでは
ないかと思いました。

もし予定通り開催された場合、ブーイングと中国寄りジャッチの嵐は
当然予想されるわけですが、それ以外にも棄権や失格、メダル
剥奪の連発になると思われます。

以下、某所で投稿されている「五輪で予想されそうなハプニング」の中で、
個人的に幾つか共感させて頂いたものです。

+++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++

・「クレー射撃の的にダライラマのイラストが」

・「選手村で集団食中毒」

・「中国の選手、メダル取らなければ政府より即死刑」

・「偽造チケットが大量に出回る。」

・ 「開幕前に『鳥の巣』崩壊」

・「金メダル有力候補の○○が まさかの一回戦負け!」

・「アーチェリーやクレー射撃など的が霞んで見えない」

・「オリンピックマスコット大量の売れ残り」

・「マラソン等で中国以外の選手がトップを走ると何故か一般人の妨害がある」

・「体操競技の途中に床が抜ける」

・「室伏がパンダに襲われる」

・「日本人が一位だと観客から物が投げつけられる。
そして選手と観客と乱闘騒ぎ。」

・「その後毎年ニセ五輪が開催され、黒く塗った黒人などが出場する」

・「メダルが偽物」

・「何秒かの時間差で世界配信され何か事があった場合は国旗がずっと
写されてる」

+++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++
コメント (2)