上野みえこの庭

日本共産党熊本市議の上野みえこのブログです。

無症状者への大規模検査、高齢者施設・医療機関などへの社会的検査の抜本的拡充を!・・・・臨時議会報告その2

2021-05-22 19:50:16 | 新型コロナ感染症
5月20日の臨時議会質疑では、新型コロナ感染症の無症状者も含めた検査の抜本的拡充を求めました。
無症状者への大規模検査、高齢者施設・医療機関などへの社会的検査の抜本的拡充へ
市長は、「高齢者施設等従事者の定期PCR検査を頻回実施、抗原検査実施も検討」と答弁

駅・バスターミナルでの検査は、迅速に結果の出る手法へ
熊本市では、熊本駅・サクラマチ(駅・バスターミナル)で、県境越の移動による感染拡大防止のためのモニタリングPCR検査キットの無料配布が実施されています。しかし、検体採取・送付から結果通知まで4~5日かかります。移動による感染拡大防止というなら、速やかに結果の出る方法が必要です。改善を求めました。
 健康福祉局長は、「より迅速な結果の出る検査手法を検討していきたい」と答弁しました。
無症状者に焦点を当て、モニタリング検査の拡充を
モニタリング検査は、大規模に実施によりクラスター防止などの効果があります。現在、政府分科会も抗原検査とPCR検査を組み合わせ活用する手法を提唱しています。
質疑では、変異種・若年層への広がりやクラスター防止のため、大学・高校の部活や寮・児童育成クラブ、保育園、重症化リスクの高い病院・介護施設等へのモニタリング検査の拡充を求めました。
 市長は、「高齢者施設等従事者に対する定期的なPCR検査を拡充し、頻回実施するとともに抗原検査の実施についても検討する」と答弁しました。

また、市長は「感染の食い止めには、市民一人一人の日々の心がけと行動の変容が重要」と答弁しました。しかし、感染症封じ込めは、精神論だけではできません。行動の変容につながる具体的な対策が必要です。今回実施されているモニタリング検査の無料PCR検査キット配布は、無症状者も含めた感染者の把握が目的です。
本市では、重症化しやすい病人や高齢者を抱える医療機関・高齢者施設等従業員に対する「社会的検査」や感染源やクラスター源となりやすい中心市街地の飲食店における検査等も積極的に実施されてきました。今後の検査については改善方向で取組むというのならば、変異株の広がる「第4波」の今、検査を広く積極的にすすめていくという姿勢が必要ではないかと、幅広く検査に取り組む市長の姿勢を質しました。
 党市議団としても、引き続き検査の拡充に取り組んでいきたいと思います。
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