12月15日、熊本市内で、生活と健康を守る会・民医連の主催による「ホームレス支援・調査活動」が取り組まれました。
昨年は、新型コロナの感染拡大で中止、久しぶりの開催です。熊本市で把握されている状況をもとに、支援物資を準備し、館g氏などの医療従事者や貧困問題に日常取り組んでいる「生活と健康を守る会」メンバーのみなさんと調査・支援に出かけました。
最近は、橋の下や公園のベンチ・東屋などが、ホームレスの方が寝泊まりできないよう改造されており、居づらくなっています。定まった場所に居所を持たない方もいらっしゃるために、昼間、歩道などを歩いて移動される姿を目にすることもあります。
当日は、夕方寝る場所へ帰られる時間を見計らい調査に出ましたが、お話を聞くことができたのは、1チームだけでした。
私が、調査に行った橋の下には、過去におられたであろうという形跡がありましたが、今生活されているようではありませんでした。
市内中心部の公園も、以前は見かけたという情報がありましたが、お会いすることはできず、生活用品も置かれていませんでした。
12月後半、急激な冷え込みの日々が訪れています。家のない生活は、本当に大変だと思います。
せめて、風雨を凌ぐ家が提供され、お金の心配なく生活し、可能な方は生きがいのある仕事に就けるような支援が必要だと思います。
この年末は、市民ボランティアによる困窮者や学生等への食料支援・相談活動も市内各所で取り組まれています。寒い中に集まって支援される方々の姿には、頭が下がります。
しかし、当たり前の生活ができるための支援は、本来行政が担うべきものです。市長が、民間支援の様子も見て、地域に暮らす市民の実情を知っていただきたい、その上で具体的な支援を行っていただきたいと思います。