市民が納得していない「市庁舎建替え」、「建設地」決定にすすむべきではない!
民有地への移転建て替えは、熊本城の景観への影響は避けられない
市民合意も得ないまま、「建設地」の選定などすべきではありません
市民説明会・アンケートで、最も意見が多かったのが建設地の192件でした。
候補地選定は市民の関心が高く、市民合意なく決めることはできません。
十分な期間をとり、市民参画のもと、説明責任を果たし、市民合意を得て決定すべきです。
建替えそのものに、市民の理解が得られていない今、「建設地」選定を議論するのは、市民無視も甚だしいと言わなければなりません。
建替えの市民合意が、「建設地」の大前提です。
他の自治体が1年から数年かけている「建設地」選定を、2~3カ月でやるのは無理
8月中旬にも候補地が決まるようなスケジュール案が示されています。
しかし、他の自治体が、早くても1年、もしくは数年かけて決めている建設地を、本市がこれから2~3カ月で決めるというスケジュールには無理があります。
例えば、現地建替えは無理のような説明ですが、市役所近隣の店舗からは「移転建て替えは困る。それを言うなら住民投票でもやってほしい」との声もあります。
こういう声を無視して、スケジュール一辺倒で強硬に進めることができるでしょうか、いいでしょうか。
無理なスケジュールは見直すべきです。
市長は、スケジュールについて「6年間議論を行ってきた」と答弁しましたが、市民にとっては何の説明もない、ほぼ空白の6年間でした。
市民が庁舎問題の説明を受けたのは昨年の「市長とどんどん語ろう」と、今年4・5月の市民説明会だけ、市民の疑問は拭えず、市の考えを押し付ける場が提供されただけでした。
わずか2~3カ月で決めるという「タイトなスケジュール」になったのは、市長が市民への説明を怠ってきたからです。
熊本城の景観を台無しする民有地案
市民説明会で「熊本城の景観は大丈夫か」という不安の声が多数ありました。
候補地のうち民間所有の城東エリアと桜町NTT跡地は、いずれも熊本城の景観が心配されます。
私は、サクラマチに行って屋上ガーデンから眺めてみました。ビルの谷間となった部分から熊本城が見えますが、もし市役所が建ったならば確実に見えなくなると思いました。
熊本市が450億円を投じ「熊本城と庭続き」が売りのサクラマチビルから熊本城の眺めが台無しでいいのでしょうか。
NTT跡地の過去の開発計画案は、市役所の3分の2の規模でも高さが約80メートルでした
市長は、一般質問で「どこに建てても良好な景観になる」と答弁されましたが、そうとは思えません。桜町NTT跡地は、2025年の開業を目指して「仮称・NTT西日本AP(アセット・プランニング)新桜町ビル事業計画」がありました。2020年の景観審議会で審議され、高さ79・6メートルの14階建てビル、延床面積約37500平方メートルの建設が翌2021年4月に承認されていました。この計画は立ち消えになっていますが、NTT跡地にビルを建てようとする場合、37,500平方メートルでも14階ですから、建て方によるとはいえ、60,000平方メートルの建物であればかなりの高さとボリュームになることが考えられます。
民有地への移転建て替えは、熊本城の景観への影響は避けられない
市民合意も得ないまま、「建設地」の選定などすべきではありません
市民説明会・アンケートで、最も意見が多かったのが建設地の192件でした。
候補地選定は市民の関心が高く、市民合意なく決めることはできません。
十分な期間をとり、市民参画のもと、説明責任を果たし、市民合意を得て決定すべきです。
建替えそのものに、市民の理解が得られていない今、「建設地」選定を議論するのは、市民無視も甚だしいと言わなければなりません。
建替えの市民合意が、「建設地」の大前提です。
他の自治体が1年から数年かけている「建設地」選定を、2~3カ月でやるのは無理
8月中旬にも候補地が決まるようなスケジュール案が示されています。
しかし、他の自治体が、早くても1年、もしくは数年かけて決めている建設地を、本市がこれから2~3カ月で決めるというスケジュールには無理があります。
例えば、現地建替えは無理のような説明ですが、市役所近隣の店舗からは「移転建て替えは困る。それを言うなら住民投票でもやってほしい」との声もあります。
こういう声を無視して、スケジュール一辺倒で強硬に進めることができるでしょうか、いいでしょうか。
無理なスケジュールは見直すべきです。
市長は、スケジュールについて「6年間議論を行ってきた」と答弁しましたが、市民にとっては何の説明もない、ほぼ空白の6年間でした。
市民が庁舎問題の説明を受けたのは昨年の「市長とどんどん語ろう」と、今年4・5月の市民説明会だけ、市民の疑問は拭えず、市の考えを押し付ける場が提供されただけでした。
わずか2~3カ月で決めるという「タイトなスケジュール」になったのは、市長が市民への説明を怠ってきたからです。
熊本城の景観を台無しする民有地案
市民説明会で「熊本城の景観は大丈夫か」という不安の声が多数ありました。
候補地のうち民間所有の城東エリアと桜町NTT跡地は、いずれも熊本城の景観が心配されます。
私は、サクラマチに行って屋上ガーデンから眺めてみました。ビルの谷間となった部分から熊本城が見えますが、もし市役所が建ったならば確実に見えなくなると思いました。
熊本市が450億円を投じ「熊本城と庭続き」が売りのサクラマチビルから熊本城の眺めが台無しでいいのでしょうか。
NTT跡地の過去の開発計画案は、市役所の3分の2の規模でも高さが約80メートルでした
市長は、一般質問で「どこに建てても良好な景観になる」と答弁されましたが、そうとは思えません。桜町NTT跡地は、2025年の開業を目指して「仮称・NTT西日本AP(アセット・プランニング)新桜町ビル事業計画」がありました。2020年の景観審議会で審議され、高さ79・6メートルの14階建てビル、延床面積約37500平方メートルの建設が翌2021年4月に承認されていました。この計画は立ち消えになっていますが、NTT跡地にビルを建てようとする場合、37,500平方メートルでも14階ですから、建て方によるとはいえ、60,000平方メートルの建物であればかなりの高さとボリュームになることが考えられます。
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