上野みえこの庭

日本共産党熊本市議の上野みえこのブログです。

中心市街地活性化特別委員会の視察・・・・京都国際会議場・大阪コングレコンベンションセンターほか

2014-02-06 12:18:02 | 熊本市政
2月3~5日(2泊3日)、市議会中心市街地活性化特別委員会の視察に参加しました。
今、中心市街地活性化特別委員会の中心テーマになっているのは、「桜町(交通センター)再開発」へのMICE(大会議場)整備です。
今回の視察は、その点を踏まえ、京都国際会議場・大阪コングレコンベンションセンター、それに神戸市長田駅の再開発を見てきました。


京都国際会議場

京都国際会議場は、1966年(S41)に開館し、長年にわたり、日本で開かれた多くの重要な国際会議の舞台となってきた歴史ある国際会議場です。大小70もの部屋があり、広大な敷地に素晴らしい庭園、京都・宝が池の景観も生かした堂々たる威容は、「国際会議場」と呼ぶにふさわしい施設です。公設民営の形をとっています。国が設立、京都市が運営を受託し、公益財団法人「国立京都国際会議場」が実際の運営を行っています。京都駅から地理的には離れていますが、地下鉄で20分のアクセスです。敷地が広く、会議室や展示場へは、直接搬入もできます。(それでも、展示スペースが足りない場合もあるそうです)独立採算で、大規模修繕・改修を除き、すべて利用料収入で経費を賄っているそうです。公の設置した施設のカラーと、民間による効率的な運営を兼ね合わせた施設と言えます。

(京都国際会議場)



(京都国際会議場の展示場)




大阪コングレコンベンションセンター

日本で初めての民説民営による「大阪コングレコンベンションセンター」は、大阪・梅田駅前の再開発ビルの地下にあります。巨大な再開発ビルにある「コングレコンベンションセンター」は、再開発ビルの床を借りて設置されています。民間企業「(株)コングレ」の運営するコンベンションセンターだけあって、極めて効率的な運営です。必要な機材も設置すればメンテナンス経費が発生することから、必要な時だけリース、ロビーには腰かける椅子もありませんでした。誘致する企画で会場が埋まらないときは、(株)コングレ主催の会議を企画するという、様々なノウハウを持ち合わせた企業運営ならでは運営です。(株)コングレは、コンベンションの企画運営、調査コンサルティング、アウトソーシング等、広範な分野のサービスを提供する会社で、名古屋国際会議場・新潟県立自然科学館や長良川うかいミュージアムなどの指定管理者になっています。

(コングレ・吹き抜けのビルエントランス)


(コングレ入口)




震災復興として行われた神戸市長田駅前南再開発事業も見学してきました。
総事業費は2000億円を超える大事業、現在進行中です。

(防災広場には、1億3500万円もかかった鉄人28号が・・・)




いよいよ2月21日より、市議会が始まります。
2014年度当初予算には、桜町再開発への補助金・花畑町ひろば整備等に9億2200万円の予算が要求されています。
再開発事業へのMICE整備費に莫大な予算を投じていくことの是非が問われていくのではないでしょうか。
市民の合意もないまま400億円近くも予算を使うことになるMICE(大会議場)整備の問題点を厳しく指摘し、市政のムダ遣いをただしていきたいと思います。

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