東京多摩借地借家人組合

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相続税支払いを理由に突然の明渡し請求

2006年12月09日 | 明渡しと地上げ問題
立川市西砂町に住む今井さん、伊藤さんは、家主から9月はじめ突然11月一杯で借家を明渡すよう請求された。家主は農家で地続きに広大な農地を所有し、借家もマンションも相当所有している。相続税を支払うため、借家13軒のうち伊藤さんたちの土地を更地にして売却するというが、実際にはわからない。
地元の市議の紹介で早速組合に相談した。組合からは、「契約期限は今井さんは来年の6月末、伊藤さんは来年の2月末まで残っているので、11月までに明渡す必要はない」と説明され、組合から家主宛てに明渡しを拒否する通知を出した。今井さんは夫婦で心臓病を患い、伊藤さんはご主人が重い病気で仕事も出来ない状態で、とても引越しなど出来る状態ではない。
その後、不動産屋から組合に電話が入り以前伊藤さんが畑の中を歩いている途中で具合が悪くなった時、家主が伊藤さんの家まで連れて行ったことを「命まで助けたのに」と恩を着せたり、今井さんが車を買い換えたことを「経済的に困ってはいない」と因縁をつけたりしてきた。組合では「契約期限は残っているので今すぐに明渡しの交渉はしない」と述べると、不動産屋はぐずぐず言って電話を切った。不動産屋から、今井さん・伊藤さんには契約期間終了後建物を明渡すよう通知が送られてきた。また、空き地に置いてある車の駐車を禁止するとの嫌がらせも始まった。
人が具合の悪いときは助けるのは当然で恩に着せてまで明渡しを請求する家主の態度に伊藤さんたちは憤慨している。組合に団結して最後まで頑張る決意でいる。
(東京多摩借組組合ニュースより)

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