東京多摩借地借家人組合

アパート・賃貸マンション、店舗、事務所等の賃貸のトラブルのご相談を受付けます。

ワーキングプアⅡ「努力すれ抜け出せますか」を見て

2006年12月16日 | 政治経済
NHKが12月10日に放送した「ワーキングプアⅡ」を見て「明日はわが身か」と感じた人が多かったのではないか。 

 7月の第1回の放送では千四百件の投稿やメール等が寄せられ、大反響があったという。以前アメリカでは、2つの仕事をかけもちしないと生活できない人達が増えているとの報道を目にしたが、日本でも現実になってきた。昼夜二つのパートと児童手当でやっと生活し、家に帰るのは深夜2時という母子家庭の生活が放送されていたが、この児童扶養手当さえ2年後に政府は半分に減らすという。

 80歳になっても空き缶を拾って生計を立てている無年金のお年寄りの姿には衝撃を覚えたが、フリーターの青年たちの将来の姿と思うとぞっとした。自助努力を促す国の「再チャレンジ」支援など明日の生活もままならない人達にとって何の役にもたたないことに腹立たしく思った。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

勝手に消された敷金等を元に戻し、契約を更新する

2006年12月16日 | 賃貸借契約
 大田区西蒲田地域に住む大貫さんは借地人であったのです。数年前組合の協力を得て地上げ屋から希望額で底地を購入して悩みは解消されたと思っていたのです。
 この程、組合事務所を訪ねられての相談は、蒲田1丁目に所在する借店舗の契約更新を向かえて、賃料の値上に応じて更新するか、更新する考えがない場合は明渡せとの条件提示された問題です。
 組合は直ちに更新することを家主に通告することを伝えると、公正証書による契約書と、これまでの経過を確認すると、従前の賃借人から賃借権を譲渡されて今日に至ったのです。これらを精査すると前賃借人から継承した敷金が勝手に解消され、前回の更新の際には保証金償却が約定以上償却されていたことが明らかになりました。大貫さんはこの事実を伝えると同時に組合を通して交渉するよう申し入れたのですが、家主から組合への連絡はありません。トラブルにならないようにとの大貫さんの希望もあって、組合から家主への連絡は控えていたのです。しかし、一向に進展しないので組合が家主に問い合わせると、以前当組合の組合員であったということで交渉はスムーズに行なわれました。消された敷金10万5000円とさらに償却で不明となった5万円の保証金も回復で合意に至りました。家主の言い分は建物が老朽化とのことでしたが、11月上旬に公正証書での契約書が作成されました。
 大貫さんは組合に相談して敷金に保証金が回復されて、もっと早く組合に相談すればと喜んでおります。


借地借家の賃貸トラブルのご相談は

東京多摩借地借家人組合まで

一人で悩まず  042(526)1094



コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする