多摩借組は第12回目の定例学習会を3月15日午後2時から組合事務所で開催しました。組合員11名が参加しました。
細谷事務局長より、①更新料とは一体何か、②更新料の扱いは法律では、③貸主が更新料を請求する根拠付け、④更新料についての裁判の判例、⑤更新料を請求されたときの対応以上5点について報告がされました。
この中で、更新料は「深刻な土地住宅難と地価の高騰を背景にして、借地借家人の借りている弱い立場につけこんで取り立てたもので、最初から不当・不法な請求である」ことが強調されました。また、借地では、更新料は事実たる慣習ではなく借地人に更新料を支払う義務がないとする最高裁をはじめ判例が定着している。借家では、更新料の支払いの合意がある場合、法定更新した場合、合意を有効とする判例、無効とする判例で分かれている。とくに、借地でも借家でも「更新料の支払が賃料支払と同様、更新後の賃貸借の重要な要素として組み込まれて賃貸借当事者の信頼関係を維持する基盤になっているときは、不払いはその基盤を失わせる著しい背信行為であり解除事由になる」とする最高裁判決(昭和59年4月20日判決)があるので注意することが指摘されました。
更新料を請求されたときの対応では、更新料を支払う合意が契約書等になければ、更新料の請求は原則的には拒絶し、契約は法定更新にする。更新料の支払の合意のある契約書にはサインしない。更新料の請求の調停を申立てられたら、更新料支払の合意が存在しなければ上申書を調停委員会に提出し不調にする。更新料を負けてくれという交渉すると、更新料を支払う合意があったとみなされるので注意をすることなどが説明されました。
質疑な後、参加者同士でなごやかに自己紹介や意見交流が行なわれました。
借地借家の賃貸トラブル 更新料のご相談は
東京多摩借地借家人組合
一人で悩まず
042(526)1094 
細谷事務局長より、①更新料とは一体何か、②更新料の扱いは法律では、③貸主が更新料を請求する根拠付け、④更新料についての裁判の判例、⑤更新料を請求されたときの対応以上5点について報告がされました。
この中で、更新料は「深刻な土地住宅難と地価の高騰を背景にして、借地借家人の借りている弱い立場につけこんで取り立てたもので、最初から不当・不法な請求である」ことが強調されました。また、借地では、更新料は事実たる慣習ではなく借地人に更新料を支払う義務がないとする最高裁をはじめ判例が定着している。借家では、更新料の支払いの合意がある場合、法定更新した場合、合意を有効とする判例、無効とする判例で分かれている。とくに、借地でも借家でも「更新料の支払が賃料支払と同様、更新後の賃貸借の重要な要素として組み込まれて賃貸借当事者の信頼関係を維持する基盤になっているときは、不払いはその基盤を失わせる著しい背信行為であり解除事由になる」とする最高裁判決(昭和59年4月20日判決)があるので注意することが指摘されました。
更新料を請求されたときの対応では、更新料を支払う合意が契約書等になければ、更新料の請求は原則的には拒絶し、契約は法定更新にする。更新料の支払の合意のある契約書にはサインしない。更新料の請求の調停を申立てられたら、更新料支払の合意が存在しなければ上申書を調停委員会に提出し不調にする。更新料を負けてくれという交渉すると、更新料を支払う合意があったとみなされるので注意をすることなどが説明されました。
質疑な後、参加者同士でなごやかに自己紹介や意見交流が行なわれました。
借地借家の賃貸トラブル 更新料のご相談は
東京多摩借地借家人組合
一人で悩まず
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