日々のつれづれ

日々うららかでありますようにと願ったけれど、平穏な日々は続かない。
穏やかな老後は訪れるか。

エピデミック

2008-05-02 | 趣味の時間
昨日は26度になったそうで、今日はそれよりは2度くらい低いという予報です。が、昨日は今日は
今日のほうが暖かく感じます。昨日は長袖のブラウスでしたが今日は半袖のサマーセーターで過ごしています


書評を読んで面白そうだなって思っていた「エピデミック」川端 裕人著 この著者の作品を読むのは初めてです。
読み出してすぐに私の好きな題材だって思いました。
篠田 節子の「夏の災厄」や川田 弥一郎の「白い狂気の島」マイクル・クライトンの「プレイ(獲物)」など、私は勝手に医学パニックものと名付けていますが、どれも面白く読めた作品でした。

けれど「エピデミック」は集中して読むことが出来ませんでした。作品の中に入り込むことが出来ないのです
病原を確認していく過程が、いま少し物足りない。
色々な可能性を探していくなかで、物語の中ほどに出てくる新興宗教集団が住むらしき建物、そこに生活する謎の少年の挿話はなぜ必要なのか分かりませんでした。
バイオハザードの可能性を示唆するものとしてのエピソードなのかもしれませんが、それにしては書き足りない。
登場人物もいまひとつ魅力に欠けたし
ちょっと欲張りすぎて詰め込みすぎたために深みに欠けてしまったのかな、と思わせた作品でした。
コメント
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