日々のつれづれ

日々うららかでありますようにと願ったけれど、平穏な日々は続かない。
穏やかな老後は訪れるか。

八月、父と

2009-09-02 | 実家に関すること
毎年7月の最終日曜日に行われる、施設の夏祭り
今年は8月の第一週の日曜日に開催されました

父が何も言わずに出てくれたのは、母と共に参加した入所一年目だけ。
翌年も母と参加するつもりで食券の購入申し込みをしたのだけれど、夏祭りの半月前に母が急逝したので参加できませんでした。
3年目は夫も参加してくれたのですが父を引っ張り出すのは一苦労で、ようやく連れ出しても一時間もしないうちに部屋に戻ると言う始末。
昨年も行くつもりで食券を購入したものの父が入院参加できるわけもなく、そして5年目の今年。
今年はベビーも誕生しているので、どうしようかなと思っていました。
父が参加したいのなら何としても行くのですが、出たくないものを無理に引っ張り出す状態なのだから私も無理する必要はないのではないか。

「参加できないかもしれません」と言った私に返ってきたのは
弟さんに頼めませんか

施設の前の道路を渡ったすぐの所が義妹の実家なので、実家へ寄った折に父の様子も見に行ってくれている義妹。
父を外泊させてからいままで週に一度か二週に一度くらいだった施設への顔出しが週に二回くらいになりました。
たびたび訪問する義父思いのお嫁さんなのだから、と思ったのでしょうか。

けれど日曜日は弟は休みではありませんし、以前父の事で頼みごとをした時してやりたいと思っているのはお義姉さんだからと言われたことがあり、義妹には頼みたくないとの思いで無理して参加したのです。

スタッフさんが声をかけてくれても居室から出ようとしない父。
忙しい中を来たのだから出てよね!と言ってなんとか引っ張り出しました。刺激にはなったでしょうが父が楽しめたとは思えない時間でした。


それから半月後、お盆には母のお墓参りに連れ出したいと思いました。
初盆には仏壇がある弟宅に父を連れて行きました。昨年は入院中でしたが、今年は弟宅に連れて行くなんて考えられず(弟が自宅に連れ帰ってお参りさせてくれると良いのだけれど、それは望めない)お墓参りにと思ったのです。
暫く前から父の所へ行く度にお盆だから母さんのお墓参りに行こうと言い、さて当日。
どこへ行くのよと言う父。
それでも「お墓参りに行くんだよ」と言いますと素直に支度をしてくれ、無事にお盆参りを済ませる事が出来ました



父を連れだす度にこれが最後かもしれない、来年はないかもと思います。
夏も終わり、次に父を連れ帰るのは大みそか。連れ帰ることが出来れば実家で共に過ごす6回目のお正月になります
コメント (4)
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