日々のつれづれ

日々うららかでありますようにと願ったけれど、平穏な日々は続かない。
穏やかな老後は訪れるか。

退院してから

2011-11-07 | 実家に関すること

10月29日に退院して施設に戻った父。

ちょっと疲れたようだったけれど、そのほかに大きな変化は無いように思えた。

ところが

日曜日の午後から体調は下り坂

検査で入院していた間に脱水がすすんだらしい

日曜の夜には最高血圧が60にまで下がり、尿も全く出ないという。

点滴で水分補給をして翌日には血圧も100まで上がったが、どうも軽い幻覚があるようで気分もハイテンション。

よく話すのは良いのだが、ろれつが回らないので聞きとるのに一苦労する。

パンが食べたいとか、りんごが食べたいなんて言うので施設から買物に行って戻るなんて事もあったりした。

娘宅から戻って毎日父のところへ通っているので、なんとなく疲れが抜けきらないのだがのような状況なのでやっぱり行く。

 

検査結果を聞きに行く事になっていた4日。朝のうちに父の様子を見に行ってそのまま病院へ行くつもりで出かけた。

父は3日夜から状態が悪くなり、意識障害も出てきた。血圧は低めながら安定しているものの、呼びかけても応えない。

心配ではあったが検査結果を聞きに病院へ行った。

しかし採取した2ヶ所の細胞は壊死していたため明確な診断はまだ出せないと言う。PET検査の結果については右鎖骨下の腫瘤に高い反応が見られるとの事で、腹膜に転移の可能性も高いようだ。

更に血液検査の結果ではガンマグロブリンの値が高く、骨髄腫の可能性が最も大きい。

一週間後に組織染色の結果が出るので、詳しい結果は来週という事だったが、その朝の父の様子ではこれから一週間持つかどうかも危ぶまれると思ったのだが。

 

点滴の効果が出てきたのか、2日間目が覚めない状態だったのに呼びかけに反応するようになったのは6日の事。

食事は摂れないので、ギリギリだった体力は更に落ちた。

ハイテンションの状態は無くなり、呼びかけに対して出る言葉は痛いだけとなった。

父が悪性の病気に侵されて今後さらに痛みがひどくなるのなら、意識がはっきりとしない状態の方が良かったのではないかと思ったりする。

 

慣れた場所で生活させたいとは思うが、老健で出来る処置は限られている。

11日に検査結果がはっきりしたら次の父の行き先を探す事になるだろう。

 

コメント (2)
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