日々のつれづれ

日々うららかでありますようにと願ったけれど、平穏な日々は続かない。
穏やかな老後は訪れるか。

隣家の片付け

2014-08-04 | 友人とか近所とか

今日で、当市は7日連続真夏日となった。今夕からは大雨になると言う。でも気温は下がらない。今夜は寝苦しい夜になりそうだ。


お隣の奥さんが亡くなって、初七日にはお隣にお寺さんが来ているのを見かけた。でも、その後の七日ごとの供養がお隣ではされていないようだったから遺骨はお嬢さんの家に移ったらしい。

時々お嬢さんが父親とともに家の様子を見に来ているようだったが、四十九日も過ぎたある日、家の片付けに来たらしい。私が出かける時に車が止まっていて、帰って来た時はゴミ袋を車に積んでいるのを見かけた。

ご主人と、ふたりの娘さんが出入りしていて、挨拶はしたけれどそれ以上の言葉は交わさなかった。

母親のものを片付けているのだろうか。それとも「ひとりで暮らせない」と言って葬儀後娘さんの家に行った父親が、もうこの家に戻ってくる事は無いと考えての片付けだろうか。そう思っていたら、8月2日に業者さんが入った。開いている窓からは業者さんの声や家の中から家具を持ちだす音、玄関の前で金づちを使って家具などを解体する音が聞こえてくる。

その音も13時ころには聞こえなくなった。作業が終わったのだ。

 

お隣が引っ越してきて40年が経つ。隣人として過ごしてきた時間だ。

家族が片付けに入った数日と、業者が片付けた3時間で40年の生活のあとは無くなった。

お隣から生活の音が消え、いま家の中も(多分)空っぽになった。我が家のベランダのすぐ前に置かれていたプロパンも撤去された。

6月2日に亡くなった奥さんの、その日は2回目の月命日だった。

 

 

コメント (6)
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