日々のつれづれ

日々うららかでありますようにと願ったけれど、平穏な日々は続かない。
穏やかな老後は訪れるか。

和服の処分

2023-04-28 | 小さな生活を目指して
これまで少しずつ物を処分してきたが、なかなか手を付けられなかったのが和服。
売却の決心が付いたのは、近くの公的施設に買取業者が来るとのチラシが入ったから。
一度娘に見せて欲しいものを選んでもらってからと思っていたけれど、今がチャンスかもしれない。

私が娘のころに着た付け下げやコート、そして今後着ることのない留袖。袋帯など持っていけるように準備した。
それから何日かして、まだ公的施設に買い取り業者が来る前に、今度は新聞にBUYSELLの折り込みチラシが入った。
ネットで調べてみた結果BUYSELLのほうが良いかなと思って電話してみたら、4日後には訪問できると言うのでお願いすることにした。

当日「これから10分くらいで着きます」との電話があり、来たのは若い男性。
言葉遣いも態度も良く、品物を検めるのも丁寧で感じが良かった。

出しておいた帯は八本。名古屋帯一本、袋帯七本で全部値段が付いた。
値段が付いた着物は付け下げ二枚と留袖二枚、無地のものが二枚の合わせて六枚。
値段が付かなかったのは羽織数点と、コート。喪服も引き取ってもらえなかった。

値段が付いたとは言え、とても安い。
着物2枚と帯5本の7点が200円。2本の帯が300円。帯1本と付け下げ2枚、留袖2枚の5点が400円。合計14点で4000円。

      
   ↑               ↑
この留袖は母が着たもの     これは私が着たもの

実はこの着物は昭和48年の婦人百科に掲載されたもので、誂えるのは結構高かった。BUYSELLの人も「素晴らしい刺繡ですね」と言ってくれたが、留袖の需要はそんなに多くはないようだ。
持っていても結局は箪笥の肥やしだ。
もう着ることは無いのだし誰かが気に入って着てくれるならと思って手放すことにした。

和ダンスの中は少し軽くなった。
コメント (4)
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