6年くらい前の話。
自分のデスクの反対側、後ろを向いたところに総務の子がいた。一人で仕事をしていると、視界の片隅になにやら見慣れないものが見えた。・・おにぎりだ。おにぎりが床に落ちている。
急に、内容は忘れたけど、「おむすびころりん」という童話があったことをおもいだした。
この区画には今、僕とその総務の子しかいないので、たぶん彼女が落としたのだろう。総務の子はさっきからずっと、営業事務の女性と話が弾んでいる。
話が落ち着いたころを見計らって、声をかけた。
「おにぎりが落ちているよ」
「あら、私さっきから探していたんです・・」
と、いわれて、さっきから思っていたことが口に出た。
「なんか、おもしろいよね・・。」
そのおもしろさ、は、伝わったらしくて、3人で顔を見合わせて、しばらく声を立てずににっこり笑ったまま、たたずんでいた。
自分のデスクの反対側、後ろを向いたところに総務の子がいた。一人で仕事をしていると、視界の片隅になにやら見慣れないものが見えた。・・おにぎりだ。おにぎりが床に落ちている。
急に、内容は忘れたけど、「おむすびころりん」という童話があったことをおもいだした。
この区画には今、僕とその総務の子しかいないので、たぶん彼女が落としたのだろう。総務の子はさっきからずっと、営業事務の女性と話が弾んでいる。
話が落ち着いたころを見計らって、声をかけた。
「おにぎりが落ちているよ」
「あら、私さっきから探していたんです・・」
と、いわれて、さっきから思っていたことが口に出た。
「なんか、おもしろいよね・・。」
そのおもしろさ、は、伝わったらしくて、3人で顔を見合わせて、しばらく声を立てずににっこり笑ったまま、たたずんでいた。