指揮者のクラウディオ・アバドさんが亡くなりましたね。
僕の頭の中では、わりと現代的な指揮者で、まだ若いような印象があったのだけど、いつの間にかカラヤンが亡くなった年と同じ年になっていたんだね・・。音楽家、特にクラシックの音楽家は名声を確立すると、活躍期間が長くても、若い頃の姿が繰り返し報道されるので、いつまでも若いような印象が残る人が多い。
ニュースが流れた翌々日、帰りにCD屋に行った。
昨年、ウォルフガング・サヴァリッシュが亡くなったときは全然そんな展示がされず(ずいぶん経ってからPOPがたっているのを見たかな)、ちょっとがっかりした記憶がある。たしか、シューマンの交響曲を買った。引退して久しかったので、余り話題にならないのかな、とちょっと寂しい思いがした。
それはともかく、アバドはさすがに追悼コーナーができていた。マーラーの9番が筆頭に並んでいたけど、そんなに聴く曲でもないので、色々迷って、結局ロッシーニの序曲集を買った。
お店の紹介文にも書いてあったが、村上春樹の「ねじ巻き鳥クロニクル」冒頭で、主人公がスパゲッティをゆでながらFMで聴いているのがアバドの「泥棒かささぎ」である。ホテルのボーイがこの曲を口笛で完璧に演奏している、というくだりもあった。
考えて見ると、僕はこの曲の冒頭の主旋律しか聞き覚えがないし、オペラの内容もしらない。ねじ巻き鳥の主人公もどんなオペラなんだろう、と興味を持っていた。wikiで調べればすぐわかるだろうけど、それではつまらないので見ないことにしている。かささぎと言う鳥も、見たことがない。カラスの仲間みたいですね。
ついでなので、家にあるアバドのCDを探してみた。やはりロッシーニのセヴィリアの理髪師。
アバドというとこの様な颯爽とした姿を連想しますね。先の序曲集と同じ、ロンドン交響楽団との、70年代初頭の録音。
そのつながりというか、フィガロの結婚も。こちらは録音が比較的新しく、94年。チェチリア・バルトリが出ている。フィガロの序曲は子どものころから大好きで、ここだけよく聴いたりした。
アバドの演奏はわりとクールで、ちまたの演奏評通りという感じ。
これは80年代の録音。ベームのCDを買うまで、「未完成」はこれしか持っていなかった(あ、ナクソスのCDもあったか)。繊細な演奏で、お気に入り。
ご冥福をお祈りします。