クレモンティーヌさんは僕と同世代である。いつから彼女を知っているのか、はっきり覚えていないが、90年代後半にはもうベストアルバムと、ゴンチチとコラボした12cmシングル(というのかしら)のCDを持っていた。
ジャズと融合したフレンチ・ポップスで、CDをかけた瞬間うわっ!!思い切りかっこいいな、と思ったものだった。
女性ヴォーカルが好きだ。
洋楽を聴き始めたのはオリビア・ニュートンジョンあたりから。
その頃聞いていた、オリビアやカレン・カーペンターとか、バーブラ・ストライサンド、キャロル・キングあたりは思い切りお姉さんだし、ノーラ・ジョーンズやPink、最近ではテイラー・スイフトなんかは若くても貫禄があるというか、それなりに楽しませてくれるが、クレモンティーヌ、エンヤ、シェリル・クロウとかは、若い頃から聞いて幾星霜、共にこのややこしい世の中を生きてきたという、特別な親しみを感じる。もちろん、彼女たちは僕のことなどぜんぜん知らないのですが・・。
なぜ急にクレモンティーヌを買って来たのかというと、毎週行っている整骨院のBCMで「バカボンのテーマ」がかかっているのが耳に残ってしまったからだ。
数年前、CMで聞いたとき、なんなんだこれは?、とは思ったが、そのときはそれ以上追求する気になれずそれきり忘れいていた。一部では結構話題になったんだろうな。
先日、会社の子と「カリオストロの城」のことが話題になって、急にビデオが見たくなり帰りに山野楽器に行った。ところが「カリオストロ」は売っていなかったので、それなら、と洋楽コーナーでこれを見つけて買って来たのだ。
本当は「アニメンティーヌ」を買おうと思ったが、DVDが同梱されたスペシャル版で高かったので、「バカボン」が入っていればいいやと思って、こちらを買ったのだが・・。
これはベストアルバムなので、既に持っている曲がたくさん入っている。「男と女(「アレンジはちがう)」、「ジェレミー」は手持ちのベストアルバムに収録されていたし、「ポワソン・リュヌ」も持っている。やっぱり本家アニメンティーヌを買えば良かったかな。
昔からとても不思議に思っていることがある。フランスの歌手って、なんで日本の歌謡曲が好きなんだろう?ダニエル・ヴィダルは特別に親日家なのだろうけど、シルヴィー・バルタン、マージョリー・ノエルとか、持ち歌を日本語で歌ったり、という人がたくさんいる。
フランソワーズ・アルディのベスト盤を持っているけど「さよならを教えて」なんて、昔の日本の歌謡曲を聴いているみたい(何かに似ているのではなく、雰囲気が)。あれは逆に、日本の歌謡曲がフレンチポップスの影響を受けていたからなんだろうな。僕はフランス人の気持ちはさっぱりわからないが、アニメとか和食とか、日本に惹かれるものを感じているフランス人は多いのかな・・。
また全然関係ない話を続けます。今日の夕方は雷雨が酷かったです。
空の色が変。肉眼ではこんなに赤くなくて、むしろ黄色いような変な色をしていたのだが、写真を撮ったらこんな色に写っていた。
傘を持っていなかったので、とっさに隣の駅まで乗り越して、そこで傘を買って帰りました。
最寄りの駅に売店はないので。